2001 ボッカトレ[篠井富屋連峰]

 
[報告者] 平江  誠
実施日:2001/4/21 〜 22



 
 4月21日(土)宇都宮は篠井富屋連峰にて渓遊会ボッカトレが開催された。 あいにく天気は下り坂で、降水確率も 30 %とのこと、 気温も昨日とはうってかわって 10 度前後である。 厚着をして集合場所の徳次郎IC近くの駐車場に到着( 8 時 15 分)。 すぐにhamanabeさんと金澤さんが、続くこと猪瀬さん・石川さん・瀬畑Jr・肇さん、新会員の水野さん・橋本さん、最後に田宮氏の到着で全員集合となった。

 早速現地の篠井富屋連峰(こどもの森公園)へと向かう。 10 分ほどで到着、 荷物をザックに詰めコースを検討する。 ここは整備されたハイキングコースとなっており、 ショートカットも可で多彩なコースバリエーションがあるので、体力に合わせてルートを選択できるようになっている。 今日はボッカトレということで五つの山頂を巡り駐車場に戻る周遊コースにした。

 まずは県道 77 号線を山菜(コシアブラ・タラの芽)など探しながら和気藹々と歩き始める。 以外と長いアスファルトの歩き(小一時間)に飽きた頃、 やっと登山道入り口に到着となった。

キャンプ場駐車場にて 登山道入り口

 毎年感じることであるが、禁漁時期の不摂生や運動不足でかなり体力が落ちているうえ、 今年初めてのハードな運動に皆が苦しめられる。 冬場はトレーニングをしようと思っていても、 きのこ採り・納竿会から始まり忘年会・新年会・総会と飲み会が頻繁に続く。 また、 他会との交流をモットーとする我が会は、 自然とその回数も 2 倍 3 倍と増えていくこととなり、とてもトレーニングどころではない。(酒トレか?)

 それにしても毎年同じ事を繰り返し改善の余地もみられないということで、”これこそが渓遊会のあるべき本来の姿なのかもしれない”などと勝手に解釈し、 渓遊会の色にしっかりと染まっていく私でありました。 染まったついでに待ちに待った昼食(宴会)に突入とする。 各人持ち寄ったつまみを頂き、氷でキンキンに冷えたビールで乾杯する。ワインなどものの 5 分ともたず、あっという間に空になる。

 楽しい宴会も無事終え、 重い腰上げ次の山へ登り始めると、石川さんがショートカットで帰還するという。 こんなに口数の少ない石川さんを見るのは初めてかも?と言うほど静かな様子からも、よほど体調がおもわしくないのであろう。 皆で見送り先へと向かう。

 全ての山が 500 m前後というコースであるが、 意外と急でアップダウンもあり重い荷物もあってか、 いい運動になる。 最後の急斜面の下りには、 たまらず膝がガクガクとわらっていた。 キャンプ場を過ぎ車へと戻り、 着替えを済ませ荷物を運び上げる。

標高4980m?? 楽しい昼食?、いや宴会だ!!
新会員”水野”氏 新会員”橋本”氏
梵天祭りの終点となる本山山頂 何とか無事キャンプ場へと到着

 キャンプ場には共同浴場もあり、 宿泊料金 700 円を払うと誰でも入浴可となっていて、 汗を流し冷えた体を暖める。 ビールなど飲みながらつまみをこしらえ、宴会へと突入する。 小池さん・宇賀神さん・水内さん・赤羽さんが夜の部に参加してくれた。
 採れたての山菜のてんぷらに旬を感じつつ美味しくいただく。 また金澤さん持ち込みの行者にんにくは大好評で、生で味噌をつけてかじると絶品である。 しかしそれを板長金澤氏は見事な手さばきで卵とじにしてくれた。 味はもちろん言う事はなしで、 あっという間に売り切れた。 北海道産のシシャモやニシンも最高のつまみとなった。 赤羽さんが持ち込んだ 60 cmもある生きたままの鯉は、 料理するにも手間がかかるということで翌日お持ち帰りとなった。

 いつにない寒さの中、 かまどで暖をとっていると、突然の瀬畑さんの登場に宴もさらに盛り上がる。 久しぶりの再開に話も弾み、楽しいひとときを過ごす事ができた。

 時間も深夜となり、一人またひとりとテントに消えていく中、 田宮氏と私は相変わらず飲みつづける。 しかしトレーニングの心地よい疲れに誘われいつのまにか眠りについた。
待ちに待った宴会風景
大量の行者にんにく 見事な手さばき、板長金澤氏”行者にんにくの卵とじ”

本日の宿
本日の宿、テントは二重になっていてマットと毛布まである

 翌日目を醒ましたときは、既にテントはもぬけの空で誰も居ない。 外のテーブルに行ってみると既に朝食の用意ができていた。 瀬畑さんは山菜を採りに行ったらしく、暫くしてからコシアブラ・シオデ・タラの芽などを愛用の帽子一杯にして戻ってきた。 私も”シオデ”を見るのは初めてで、生でかじって味見をしてみたが、甘くて癖がなく大変ん上品な味であった。 さすがに山菜の女王と呼ばれるだけはある。 これでシオデを覚える事ができて山菜のレパートリーが増えた。

 朝食を済ませ、撤収を終え、駐車場で記念撮影をして解散とした。

朝食の模様
山菜の女王”シオデ”と”コシアブラ” 解散前の記念撮影



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