三面川本流 [朝日連峰] |
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[報告者] 高久明夫 釣行日:2003/9/20〜22 メンバー:小鷹 哲、上田 勉、齊藤 敦、大出 学、高久明夫 シルバー隊メンバー:瀬畑雄三、佐藤芳信、宇賀神行雄、 小池 卓 、橋本洋文 |
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身支度を整え 7:00 に出発。 車止めにて東京から来た若者 2 人が、岩井又沢に入りたいが入渓点が判らないと言うので、途中まで一緒に行くことにした。 それにしても安全具も持っていないようだし、そんな軽装で大丈夫なの?と心配になる。水平道である快適な林道を歩いて行くと、岩井又への分岐点で若者 2 人と別れた。 この後、 1 時間程で吊橋に到着。 丁度ここが三面小屋への中間点である。吊橋は真中で細くなっており、沢までは 20 m程の高さがあり緊張を強いられる。
車止めから 2 時間半で三面小屋に到着。 先客が居るらしく小屋の中には 2 人分の荷物が残されており、どうやら釣りに出掛けているようだ。 2 階に上がって昼食を摂り、暫し休憩する。 今日は小屋泊まりなので近場の本流を釣ることにした。 本流沿いの杣道を 1 時間程歩き、赤滝を過ぎたところで沢を降り入渓。 すると釣り人 2 人が下ってきた。 話を聞くと本流は全く釣れないとのこと。 我々も釣り上がるが、餌釣りの齊藤さんに何匹か来たが、他は毛鉤で全く反応がない。 途中何度か泳ぎを強いられ、寒さに耐えられず小屋に引き返すことにした。
小屋に戻ってみると、シルバー隊の 5 人も到着しており寛いでいる。なんと他の釣り人 3 人と酒を酌み交わしているではないか。 我々も着替えを済ませ、早速輪の中に入ることにした。 豊富に持ち込んだ食材を料理し皆さんに振舞う。 酒も入り寝不足のためか 1 日目は早めの就寝となった。
2 日目。 今日は竹ノ沢に突っ込む予定であったが、台風 15 号が近づいているようで入渓を断念した。 瀬畑翁と齊藤さんは舞茸採り。 小鷹さん、上田さん、私の 3 人で登山道を下り本流を釣り上がる。 橋本さんと大出氏が三面小屋から本流を釣り上がり赤滝まで。 佐藤副会長、宇賀神さん、小池事務局長は本部指示(小屋待機)となった。
私達 3 人は登山道を下り、沢に掛かる橋から入渓する。 本流の大淵はハヤの釣堀状態で岩魚は全く居ない。 去年までは本流で岩魚が釣れたとのことだが、どうやら奥三面ダムが出来たせいでハヤが遡上し岩魚が追いやられてしまったようである。 ここでも人間による自然破壊の影響が出ているようだ。 暫く釣り下ると、やがて三面小屋への登山道に掛かる橋に辿り着いてしまった。 橋の上から橋本氏、大出氏が手を振っている。 2 人もハヤ攻めに遭い、泳ぎの連続で寒さに震え引き返して来たとのこと。 小屋に着くと翁と齊藤氏も戻って来たばかりだった。 舞茸は一つも出ておらず、結局全員惨敗となってしまった。
こうなっては、もう呑むしかない。 小屋の中に入り着替えを済ませ、ビールを飲みラーメンをすする。 小池さんが作ってくれたカレーや沢山のつまみに満腹となり、翁の話に腹を抱えながらの楽しい宴が続くのでありました。 3 日目。 天気予報が思わしくないので、当初はもう一泊する予定であったが取り止めとし、我々もシルバー隊と一緒に下山することにした。 朝食を済ませるといつものように全員で小屋を綺麗に片付ける。小屋使用料を箱の中に入れ、「お世話になりました。」と一礼し出発する。 ひやひやの吊橋を渡って小休止。 小屋を出発してから 2 時間で車止めに到着した。 帰路、翁お勧めの南陽市にある蕎麦屋にて昼食を摂り、米沢市にある無料の温泉に入り汗を流した。 シルバー隊とはここでお別れとなった。
今回は憧れの渓、竹ノ沢とシーズンのフィナーレということで随分と期待してきたが消化不良で終わってしまい残念である。しかし、天気相手の遊びだからこれも仕方が無いか。 来年、竹ノ沢に再挑戦することを誓い、皆と暫くの別れを惜しんだ。 |
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