05 根曲がり筍採り [福島市]

[報告者] 齊藤 敦
釣行日:2005/6/18〜19
メンバー:齊藤 敦 、岩橋顧問、小鷹副会長、石川紋弥、宇賀神行雄、
田宮貴男、阿部光延、棚辺悟、飯島裕子、林出政治、根本 宏


 今年で2回目になる根曲り筍採りの行事が賑やかに行われました。昨年の1回目は参加者が4人と少し寂しいものがありましたが、今回は総勢10名となり、リーダーとしては正直「こんなにいっぱいで山へ入ってみんなで採れるの?」と逆に不安になってしまいました。

 約束の早朝4時に東北道福島西ICで銘々の参加者と無事合流。暫く振りの面々にも関わらず、挨拶もそこそこに現場へと向かいます。予報では雨も心配され、霧で視界さえおぼつかない国道を慎重に吾妻山へ目掛けて進む。一転、道路から望む下界の福島市内は見事なまでの雲海が広がっています。30分ほどで目的の車止めへ着き、徒歩3分。密生した竹薮と格闘し始め、山道伝いながらもそこそこに収穫があるようです。実は私はリーダーとして皆さんをお招きする上で1週間前にこの場所の状況を視察済みで「少し早めも例年にない出だな」との予感がありました。正しくドンピシャのようです。また、日陰の斜面には季節外れの残雪が残り、コシアブラもちょうど良い時期のようです。私もリュックが重たくなり、そろそろ良いかなというところで尾根に出て休憩。ビールをやりながら朝飯を頬ばっていると皆さんも十分な収穫を手に徐々に集まり、全員で小休止です。集合からこの間、皆さんとゆっくりお話する余裕もなく、ここでの互いの近況穂報告に花が咲きます。心配した天気も雨どころか雲ひとつない快晴で尾根の心地良い風が何とも爽快です


  上段:尾根で小休止中の収穫に満足の面々
      何故か田宮氏の顔がいつものピンクではありません!

  下段:頂上は綺麗な花が満開でした!
      (サラサドウダン:左、○○ツツジ:右)


 さて、それぞれの収穫はいかがでしょうか?さすが岩橋顧問は何をやらせてもベテラン、胴長短足の一級品ばかりを籠一杯に納め、満足されたようです。
 また、驚いたことにあの田宮氏にしても重そうな袋をブラ げています。(失礼ながら、「齊藤さん!おれもういい」とか言い出して林道で飲んだくれているのでは、と勝手に想像していました。でも後の宴会で事情を聞くと飲み屋のおねーさんへのお土産用だったようで真面目さの理由が納得です)他の参加者も十分な収穫があったようです。その後、近くの温泉で汗を流し、キャンプ場でのまったり宴会を待つだけです。予約していたキャンプ場での手続きでは多少のトラブルがあり、これが後日、件の会話となったやり取りになりました。管理人さんごめんなさい。

 管理人:「テントは何張りですか?」
  私  :「テントは使用しないでブルーシートで天幕をするだけです」
 管理人:「え?シートですか?困るな〜、そういう、キャンプというよりも、健全とは言えない
       酒飲みが目的の団体には許可できないなー」
  私  :(ムッときて) 「テントが健全でブルーシートが不健全ですか?」
 管理人:「失礼ながら、そういう方々に問題行動を起こす方が多いもんで・・・。」
  私  :(ムッときて) 「そういう言い方は大変失礼ですよ。私たちの会は伝統ある会で・・・。」

 ということがあったものの無事、設営を終え、お天道様はまだ傾きさえしないのに「プシュ、プシュ」とそこかしこから心地良い音が聞こえます。特に野尻会長からの差し入れのビールもあり、瞬く間にアルミ缶の山ができています。(やはり酒飲みが目的の団体なのか?)ゆったりと流れる時間の中、高いびきで昼寝をする人、延々とまた黙々と飲み続ける人、普段なら他愛のない、意味のない、つまらない?会話で盛り上がる人などなど、皆さんそれぞれに楽しんでいるようです。

    上段:鷲倉温泉でさっぱりと汗を流しました

    下段:お待ちかねのキャンプ場での宴会です
         林出、宇賀神、石川さんも笑顔でご機嫌です

 夜の宴会は皆さんが持ち寄った山海の珍味の数々や収穫した筍を茹でかじったり、ご飯にしたりと豪華な宴となり、貸切のキャンプ場は夜も更けるまで笑い声が響いておりました。翌朝も朝飯(酒?)を嗜み、大量のアルミ缶と僅かなゴミも綺麗に回収し、来年のまたの開催を約束し帰路に着きました。

最後に我会の名誉のために
 当会の活動は「酒飲み目的」ではありません。微妙な違いではありますが、「酒飲み目的」です。かなり比重が高い
ことは事実ですが。



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