2005 荒川支流 大石川 東俣沢釣行[朝日連峰] |
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[報告者] 山路由洋 釣行日:2005/9/23〜25 メンバー:齊藤 敦 、田宮貴男、瀬畑孝久、山路由洋 |
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釣行の直前に発生した台風17号の影響が懸念されたが、上陸寸前で東へと逸れ、ホッと一安心したメンバー全員であった。9/23〜25の間、大石川東俣沢にて会の最終釣行を行った。私は、22日午後10時に宇都宮で瀬畑さん、田宮さんと合流し、齊藤さんとの待ち合せ場所である福島飯坂ICへと向かった。 車中では、「先週、瀬畑顧問が入渓し、毛鈎を落とせば必ず尺クラスがでる。魚影は濃いぞ!」との情報があり、今シーズンを締めくくるべく最高の釣行になるぞと、皆が期待に胸膨らませた。福島飯坂ICにて齊藤氏と合流し一路、国民宿舎 川入荘へと車を走らせた。午前2時すぎ、川入荘に到着しそれぞれ車中にて到着を祝った。
午前6時すぎ、各々入山準備に取りかかり、パッキングを済ませ3日間のパラダイスへと出発である。今回のルートは、西俣ノ峰への登山道を使用し、ピークより東俣沢と長者原沢の出合い付近に下降するルートをとった。 登山道は、登山開始から急登が続き汗だくである。今年の夏は猛暑だったせいか、沢山のスズメバチに出くわした。登山道での休憩中、何度も我々の周りを旋回する偵察バチがやってくる。猛暑の年はエサも豊富で、スズメバチの数も多いのだそうだ。偵察バチが向こうに飛んでいった途端、皆追い立てられるようにピークを目指した。 中腹720b付近の十文字池を過ぎると、登りも大分緩やかになった。幾度か休憩を取り、午前11時過ぎに西俣ノ峰到着にて大休止となる。後は東俣沢に向かって下降するのみであったが、瀬畑顧問に教えて頂いた登山道からの下降点を見失い、地形図を頼りに藪こぎしながらの下降となった。パンパンに詰まったザックが藪に引っ掛かり、肩に食い込む。途中、枯れ沢に出ると、これを下っていくことにした。20bの懸垂下降を行い、午後2時過ぎには、予定していたルートより若干上流に降り立つことが出来た。沢に降り立つと、山越え途中に水場がなかった為、全員で沢の水を一気に身体に流しこんだ。
小休止の後、下流右岸側にあるという今釣行の宿、広河原のテン場に向かった。先週、瀬畑顧問が使用していた為、綺麗に整地され、 テン場を整え終わると、「明日は沢山釣れるから俺はいい、今晩のオカズを釣ってきて!」と瀬畑さん。私と齊藤さんは早速釣りに出掛け、齊藤さんは良型をキープしたが、私のテンカラ竿は一度も
その後、今年一年を振り返りつつ、豪華メニューで宴のスタートである。今回は、齊藤さんが押し寿司の型を持参していた。普段のにぎり寿司も風情があって良いが、型を使った押し寿司は、調理から口に運ぶまでが実にスマートで、こういう食べ方もあるんだと皆で感心してしまった。宴も最高潮を向かえ、すっかり渓は闇に包まれた頃、雨が落ちてきた。
最終日は、台風の影響からか明け方から雨が降っており、雨の中での撤収となった。朝食を摂り、小雨になったところでテン場を午前10時過ぎに出発。帰りは予定していたルートの逆で帰ろうと、地形図とコンパスを頼りに長者原沢出合から尾根へと取りつきピークを目指す。
車止めに帰る途中、民宿 奥川入荘の前で棚辺悟氏御一家の出迎えを受け、そのまま民宿のフロで3日間の汗を流し、奥川入荘にて大休憩。民宿の御主人の話では、なんと我々が入渓した翌日に1パーティが下山してきたというではないか!この話を聞き皆唖然。我々の釣果が伸びなかったのは、「前日まで散々いじめられたスレスレの魚を相手にしていたからだったのか。」ということにしておこう。自然相手の遊びだから仕方がない。また、思い出に残る渓が一つ増えた。 |
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