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Fishing>2006釣行記 渓の翁と行く南アルプス釣行[静岡県大井川支流信濃俣河内] |
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渓の翁と行く南アルプス釣行
[静岡県大井川支流信濃俣河内] |
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[報告者] 本宮和彦
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釣行日:2006/8/11〜13
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メンバー:瀬畑雄三、小池卓、田宮貴男
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阿部延光、大塚八朗、本宮和彦
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お盆休みも近くなったある夜、大塚八朗こと八ちゃんからの着信が携帯電話にあり、お盆休みに渓の翁こと瀬畑顧問と釣りに行くんだがメンバーが揃わない。都合はどうか?と云うことであった。
会に入会して間もない私が瀬畑顧問との釣行について行けるのか?と云う不安を感じつつも参加の旨を伝えると他にも声を掛けてみるので再度の連絡を待った。
いざ蓋を開けてみると小池事務局長を筆頭に田宮、阿部、大塚、本宮と栃木・茨城チームで編成されたメンバーで、一路都内の瀬畑顧問の自宅を目指した。
顧問のお宅に到着後お茶を頂き、夜の首都高〜東名へと私の運転で南アルプスへ向かい、途中静岡I.Cを降りてすぐのスーパーで買出しを済ませた。
ここからが山道をくねくねと進むが真夜中、それも初めてに場所だけに途中途中顧問に道を確認しながらようやく夜も白々と明けるころ畑薙ダムサイトの車止めに到着した。
「ここは”ヒル”がいっから車止めより手前で着替えっといいよ」と顧問のアドバイスもありパッキング、着替えの為車から降りるも幸いというべきか”ヒル”の出迎えは無くいつも通りの準備ができいざ出発。
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途中は竿を出しながら進みます
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私に来た可愛いニッコウイワナ
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この川の歩き出しは水平道を流れに沿って進みいくつかの崩落箇所をロープ伝いに渡り、その昔あったとされる今では面影しかないつり橋の袂で流れに降り立つ。
ここからはひたすら河原状の歩きが続き、一時間半も歩いたころだろうか渓はゴーロの流れへと変わり深みが見え始める。ここからは各々竿を振るが連れくるのはリリースサイズのニッコウイワナばかり。
ここで約三時間の渡渉が終わり西河内沢二又のテンバへと到着。各自荷物を降ろし地面を整地し瀬畑、小池両氏の指導の下、無事今夜の寝床を確保しのんびりと乾杯後、右岸から流れ込む西河内沢に釣りに出かけてみるが思うような釣果も無くテンバに戻り、宴会の続きを始めた。
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河原には沢山の流木
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翌朝はテンバを上に上げずこのまま昼食用のラーメンを持ち上流部へと釣りに出かける。
程なくして三又に到着。ここもベースキャンプには持って来いの高台があり釣り、沢登りに頻繁に使われているようである。
ここで中俣沢へ小池、阿部さんが入渓、本流筋を瀬畑顧問、大塚、本宮で釣りあがることになったが三人で進むと何やらそこかしこにまだ新しい濡れた足跡が残っている。私と八ちゃんで竿を出すが一向に釣れる気配が無くここで顧問が業を煮やし選手交代。
かの瀬畑雄三をもってしてもイワナの顔を拝むことがかなわず大きな釜を持つF1へ到着。
「どうせ釣れねえからここは飛ばすぞ」
そういってイキナリ釜の流れを泳ぎだす。そして左岸の壁をスルスルと登り私たち二人も続いてみた。
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へっぴりですね・・・
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ファイトー!イッパァーツ!
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上流部は蒼い美しい流れが大石と素晴らしい渓相を作り出している。相変わらず魚たちは淵の底にへばりついたままであったが、渓の翁との遡行は後ろから見ているだけでも勉強になることが多く、一つ一つの動きに全く無駄が無い。
ここまで相当ポイントを飛ばして来たにもかかわらず先行者に追いつかないのはやはり先ほどの三又を出発した沢登りの方々らしく時間ももうすでに14:00を過ぎていることから幾つか目の滝で納竿とした。
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テンカラ向きの渓相にもかかわらず・・・
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渋い釣果に翁の出番です
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この日は八ちゃんもテンカラで勝負
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素晴らしい渓相です
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3人で記念撮影
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テンバへ戻ると小池、阿部チームが良型のイワナを数尾あげたようでイワナ無しの宴をどうにか免れた。
それにも増してテンバキーパーの田宮支障が薪をきちんと揃えてくれたおかげで力仕事がひとつ減り大いに支障に感謝!!
この川にはアブがいないうえ蚊も少なくこのお盆時期には持って来いの場所かも知れない。この時期、どこに行ってもアブと蚊の猛攻を受け釣りどころではないのが通例であるため、そういった意味では今回の釣行は大当たりということになる。
快適な宴会が始まるとビールから始まり焼酎、ウィスキーと残る酒があちこちのザックが出てくるため、選びながら飲み始める。
渓の翁特製「イワナのたたき」に舌鼓を打ち、夜も更けるころには誰とも無くシュラフに潜り込みいつの間にか朝を迎えた。
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良型のイワナをさばきます
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焚き火での調理は針金を利用
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飯ごうご飯の水は多めに
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テンバでは穏やかですが
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小池さんと八ちゃん
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渓の翁と支障
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支障と阿部さん
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昼間のリベンジにとテンバ前で竿を出す
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今日は撤収のみであるため早めの朝食をとり、焚き火の跡も片付け10:00には出発。
帰りは瀬畑顧問のキノコ教室よろしく夏キノコを教わりながら車止めを目指し流れを下る。
(栃木、茨城県人の大好きなチタケは残念ながらあまり出ていなかった・・・)
途中、温泉で三日間の汗を流し、渋滞も無く瀬畑顧問を送り届け無事解散。
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さあ、帰るぞ!と翁は流れを渡っていった
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お疲れ様でした。また来ましょう!
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私にとって始めての南アルプスであったが、是非またもう一度訪れてみたい、そんな気持ちにさせる川であった。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
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(ほんぐう かずひこ)
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