Fishing2006釣行記 山菜採り&キャンプ in 久川
山菜採り&キャンプ in 久川
 
  
[報告者] 瀬畑孝久
釣行日:2006/5/20、21
 
 
 
 
 
 
 2006年度のイベント第二弾、山菜採り&キャンプを福島県南会津町(旧伊南村)の“久川ふれあいキャンプ場”で行った。メンバーはゲストを含めて18名が参加。

 キャンプ場の周りの山中など、日陰にはまだ雪が残っていて、肝心の山菜はフキノトウとコゴミが主。その他は、コシアブラとノビルが少し採れた程度。例年に比べて、山菜の出は「3週間は遅いのでは?」と感じた。野尻会長が事前に発泡スチロールの箱一杯にコシアブラを用意してくれていたお陰で、夜の宴席の酒の肴には困らずに済んだ。

 前日から福島入りしていた岩橋顧問は、桧枝岐に朝から釣りに出掛けたという。釣果の方は、8〜9寸のイワナと7寸のヤマメを上げてきた。キャンプ場近くを流れる伊南川本流は、前夜の雨と雪シロで大増水し、茶色の濁流と化した流れは大きくうねっている。

 集合時間の3時を過ぎた頃には突然風が吹き始め、にわかに雨が降り出した。「一体、誰が雨男なんだ?」などと冗談を言いながら、大慌てでタープ代わりのビニールシートの下に全員が避難。一杯りながら雨をやり過ごす。暫くすると雨も上がって、焚火では山菜料理の下ごしらえが始まった。

焚火と大ナベで下ごしらえ
ノビルは、さっと湯がいてナメロウに・・・
フキもさっと湯がいて・・・
ゲストのヨンミさんが焼きイカを、傍らで瀬畑顧問がノビルのナメロウを料理する
雨も上がって、ゲスト参加の“栃木渓流会”小助川氏と野尻会長の記念撮影

 タープの下に逃げ込み、一杯呑っているうちにこのまま宴会へと突入する雰囲気だったので、ここでコシアブラ、フキノトウのテンプラを準備する。テンプラ名人の小池事務局長が、せっせとコシアブラのテンプラを揚げ始める。出来あがったテンプラに塩を振っていると、次から次へと手が伸びてきて、アッという間に皆の胃袋へと消えていった。

宴会を中断して、山菜料理の準備に取り掛かる
コシアブラのテンプラが出来上がるや否や皆の胃袋へ・・・

 宴会場の横では、タープのポールに赤提灯を下げ、“旨串専門 丸八商店”のオヤジこと八チャンの焼き鳥屋が開店する。八チャンの赤提灯が、陽も暮れてくるとほのかにともって、良い雰囲気をかもし出していた。

本日も八チャンの焼き鳥屋は大盛況!
本宮クンの彼女(山菜が食べられない)もゲストで参加

 お年を召されたものの、まだまだお元気な添野顧問も今回のイベントに参加して頂くことができた。久しぶりの再会に添野顧問が「記念撮影を・・・」とのことで、会設立のメンバー(左から添野顧問、瀬畑顧問、野尻会長)3人で記念撮影することと相成あいなった。

 そして、皆から「先生、先生」と慕われる添野顧問お得意の“色話し”もまだまだご健在。以前に山本素石氏や添野顧問が寄稿された『釣り達人たちの裏話−誰も知らない意外な事実でつづる知的な釣り話−(産報出版)』の話におよび、「添野先生の話だけが、釣り話じゃなくて色話でしたよ・・・」と冗談も飛び出す。

 岩橋会長が桧枝岐で釣り上げてきたイワナは、もともとは知人へのお土産だったが、「皆の為に・・・」と快く(?)提供してくれた。皆が集まる焚火の周りではイワナの塩焼きが芳ばしい匂いは放ち、パチパチと音を立てて燃え上がる焚火を飾っていた。

 今回野尻会長がビール、岩橋顧問と本宮クンの日本酒の差し入れもあって、酒は一晩で呑み切れない程。夜も更けていくに従って宴会も盛り上がっていった。

宇都宮渓遊会創設の三人が久しぶりに揃って記念撮影
陽も暮れて、宴会は益々盛り上がる

 昨夜あれほど呑んで、若干の二日酔いで皆さんお疲れの様子にもかかわらず、「今日はのんびり帰るだけ」と、またもや朝から酒宴が始まった。「そういえば、ブロック肉が残ってた」と、酒のつまみに炭火で網焼き。朝からチョット重たいな、と思いつつ酒とともに胃袋の中へ・・・。

 暫くすると『名人が教える山菜の採り方・食べ方(家の光協会刊)』の発売を記念して、瀬畑顧問による即売・サイン会が始まった。偶然にも同キャンプ場に結城市からお越しの高橋ご夫妻にもご購入頂きました。(ご購入頂き、ありがとうございました。)

皆さん若干の二日酔いでチョットお疲れの様子
新刊「名人が教える山菜の採り方・食べ方」の即売サイン会

 サイン会も終了し、暫し歓談。すると酔った勢いで添野顧問が「10万円払うから、また源流へ行ってみたい!」との話に、「私がガイド役を引き受けます!!」と申込みが殺到。そこへ東京で個人タクシーを営む小林氏が「是非、オレのタクシーを使って!」など、添野先生を源流釣行へガイドする話で、暫くの間大いに盛り上がった。

「10万円で源流に連れてって!」と添野顧問の話にガイド役の申込みが殺到
「私がガイドを引き受けます!」と小池事務局長の目が真剣

 10時も近くなって、そろそろ撤収。焚火の跡も綺麗に片付け、ゴミも全て持ち帰る。何人かが山に山菜採りに入って行ったところで解散としたが、前日にイワナを大放出してしまった岩橋顧問は、また釣りをしてもう1泊してから帰ることになった。

 今回のイベントには、栃木渓流会から小助川氏、本宮会員の彼女の野尻美也子さん、そしてヨンミさんの3人がゲストとして参加してくれた。久し振りに再会した小助川さん、山菜が苦手という野尻美也子さん、沢山の差し入れをして頂いたヨンミさん、ご参加頂きどうもありがとうございました。

(せばた たかひさ)
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