Fishing2007釣行記 桝形川改め[阿賀川支流某沢]
桝形川改め[阿賀川支流某沢]
 
  
[報告者] 石綱 覚
釣行日:2007/9/15〜17
 メンバー:小林一夫、上田勉、上田房子
 大塚八朗、本宮和彦、寺尾一木、石綱覚
 
 
 
 
 渓遊会に入会して、すでに3年目に突入。とは言うものの、なんやかんやで参加したのは、総会とキャンプのみ。
07シーズンも終盤にさしかかり、”ああ、また今年も行かずに終わってしまう、これではいかん!”と各方面、調整に入り、3日間の自由時間を手に入れたのでした。


 リーダーの本宮氏に連絡を入れると、7人の大所帯とのこと。しかし、快く受け入れてもらい、感謝感謝!但し桝形川については、先週の台風の影響で、林道崩落、通行止めであり急遽ドライバー小林氏の良く知る『下田山塊』を源とする某沢へ行き先変更となりました。


 さて、金曜日の夜11時、宇都宮の集合場所には、上田夫妻、ドライバー小林氏、本宮氏、八ちゃん、寺尾氏、そして私の7名が集合、本宮氏のパジェ男と寺尾氏のフォレ子さんに分乗し、一路北へと出発。途中、西那須野辺りでパラっときたものの、快調に東北道を北上。磐越道を西に折れ、津川 ICで高速を降り買い物を済ませ林道の車止めについたのがAM2:30頃。軽く到着祝いの祝宴をあげて、各々短い眠りにつくのでした。


到着後の入山祝い
スタートは後方の二番手クループに

 朝5:00起床。6:00には記念写真を撮り終えて、生まれて始めての源流釣行がスタート。不安と期待に包まれながら、渓への第一歩を踏み出しました。
 

 ヒルを気にしながら山道を1ピッチ。堰堤上の広河原から渓に突入。順調に遡行が始まったと思ったら、何やらふくらはぎがピクピクと悲鳴を上げ始め、あまりにも早すぎるためにSOSをためらっていたところ、岩を乗っ越した瞬間にあっさりと足がつってしまったのでした。

 上田さんに”ビール多すぎだ!”とも云われながら、皆さんに荷物を背負ってもらい再スタート。

 ここから日頃の不節制とトレーニング不足を痛切に感じることとなりました。


 しばらく遡行すると、F1へ到着。通常の渓流釣りでは”はい、おしまい”となるわけですがメンバー達は、躊躇することなく右岸の高巻きをスタート。するっするっと越えていく。
「よし!俺も!」と登り始めましたが、はるか眼下を流れる水面と小さな足場、心もとない手掛かりでの作業に早くもダウン気味。みんなの”あっちだ、こっちだ!”の指示に助けられ何とか沢床に降り立ち大休止。わななく手足を水につけクールダウン。



F1に到着。ここは高巻きを選択。
水量が多くみんなで助け合いながら
下流部のゴーロ帯


 その後も2連滝の高巻き、ゴルジュでの泳ぎ、通らずの高巻き、F2の大高巻きとしびれる場面が連続するものの、小林氏と上田氏のリーダーシップとロープワーク、的確な判断力に助けられ無事本日のテン場に到着。ここまでなんと9時間の遡行が終了。

 今回を期に頼りになる小林/上田両氏を勝手ながら「オヤジ」と「アニキ」と呼ぶことに決定。どっちがオヤジでどっちがアニキかは見た目で決めました。(2歳しかちがわないそうですが・・・)


 やや狭いテン場ではありましたが、整地/タープを設置し居場所を確保。本日の夕食のおかずを確保にと、本宮氏と石綱で上流の探索へ出発。

 ここまで来るとさすがに魚影が濃く、ポイントからは8寸〜9寸程度の岩魚が湧き出るように毛鉤やエサに飛びついてくるのでした。

    ”苦労した甲斐があった・・・”

 人数分の岩魚を揃えたところでテン場へ帰還。上田氏がテン場近くに流れ込む支流で釣り上げた尺2寸と合わせて焼き枯らし、刺身、洗い、ひつまぶし、岩魚丼で夜の宴は盛り上がっていくのでした。

テン場上流の岩魚
食べて明日の核心部に備えなきゃ


 2日目もピーカンの天気。雨も心配されたが一安心。早速身支度を整え、留守番部隊の寺尾氏を残しAM8:00出発。昨日釣り上がったところまでを飛ばし、いよいよ釣りスタート!

 ここからも天国状態で、上田夫妻のエサ、本宮/小林氏のテンカラ、八ちゃんのフライへ次々と飛び出す岩魚たち!
釣っても釣ってもあふれてくるようで、乱獲をせずに保っていけばこんなにもなるものかと改めて節度の必要性をかみ締めるのでした。

 2時間ほど遡行したところでF3が出現。昨日のこともあり石綱はここで撤退。
小林氏、上田夫妻、本宮リーダー、大塚八ちゃんの5名で右岸を高巻き、上流へ向うこととなりました。

9月の冷たい流れもなんのその!
天気に恵まれ次々に飛び出す岩魚たち


 上流部部隊の帰還後、2日目の宴会へと突入。

 岩魚料理と持ち込んだ食材、ビールとウィスキー、梅酒を片手にみんなで囲んだ炎を見つめているうちに、一人、二人とシュラ不へ吸い込まれていきました。



冷え込む夜に焚き火は欠かせない
 3日目

 今日は帰りのみ。
9時には身支度を整え、テン場を掃除してスタート。
今日も暑い一日らしい。
いきなりの高巻きに冷や汗ダラダラになりながらも、下りということもあり快調にピッチをあげる。

 ヒルに襲われながらも適度な泳ぎで、体を冷やしつつ7時間でゴール。
帰りは楽チン楽チン               

 その後は温泉で3日間の汗を流して、コーラで乾杯。
高速道路で一路宇都宮へ。途中居眠りしそうになりながらも無事に到着。次の機会を約束しながら、楽しい3日間に終止符を打ちました。


 今回初めて源流に入り、この遊びは気力、体力、力と度胸が必要だと理解しました。次回は皆に迷惑を掛けないよう、ウェイトダウンと体力向上を心に誓いオフシーズンを過ごそうと思います。

 今回は皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました。




(いしづな さとる)
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