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Fishing>2008釣行記 最終釣行改め舞茸山行 |
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最終釣行改め舞茸山行 |
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[報告者] 川嶋伸幸
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釣行日:2008/9/26〜28
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メンバー:平江誠、小鷹哲、高久明夫
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寺尾一木、山路洋由、川嶋伸幸
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今季、宇都宮渓遊会の公式最終源流釣行。
平江リーダーを始め、小鷹会長、高久氏、寺尾氏、山路氏、川嶋の6名での釣行でした。
昨晩から時には嵐のようにも降った雨の中。
川の色は、緑白濁色。
川底の様子を知らなければとても対岸まで渡ろうとは思えない。
腰まである濁流の沢をリーダー先頭に横切ると
「あ〜れ〜」
とばかりに山路氏が深みで流されました。
出発早々、沢の洗礼。ちょっとビビるでしょ〜
続いて急な登りにヒィヒィと時折息を切らせ、遅れを取るまいと歩けや歩け。ただ、思いのほかペースも順調、今回初装着のピンソースもまずまずで、私(何故か今回初釣行)はウキウキ気分でした。
稜線に出る頃には、いくらでも歩けますよという気分。時折、鼻先をかすめるクロモジの香りや濡れた森の香りが、更に気分良くさせてくれました。
しばらくすると、ぽつりぽつりとミズナラの木が現れ、その度に根元を覗き、舞茸はいませんか〜と訪ね歩いたのです。
山路氏の
「あったぁ!」
の一声で根元を覗くと、少年のような舞茸(きっとサワリと呼ばれるサイズかな?)が幾株も身を寄せておりました。小さな舞茸(マメかな?)は、贅沢にもそこへ残し、復路で収穫することとなりました
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うりゃ〜!!!初舞茸採ったど〜!!
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それに続きリーダー平江氏が、やや青年期に入りつつある舞茸(サカリと呼ばれるサイズくらい?)を収穫しました。
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いいサイズでしょ♪
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勇ましい男達。しかしこの後ルートを違えます。
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会の初源流釣行で、初の天然の舞茸に出会える私、なんて幸運なことなのでしょう。
最後にルートを少し違え、足元がザラザラと崩れ滑る急勾配の難所。緊張感のある降下で締めくくり、テン場へと到着しました。しかし、止まぬ雨。これで、本日の釣りは竿を出さずに明日への期待となりました。
「きっと明日は雨が止む」そう信じて・・・
凍える身体で流木を集め、焚火に火を入れるもなかなか熱は入らず。高久氏の技術で何とか種火は起きたものの、水をたっぷりと含んだ流木は煙ばかりモクモクと立つばかりで、炎が立ち始めたのは深夜のことでした。
それにしても、濡れ続けた身体に秋の空気は冷たい。
「さぁ、着替えて・・・温かいものが食べたい。」
みんなの凍える身体を温めたのは、舞茸入りのチゲ鍋と比内地鶏スープのとり鍋、天ぷらなどの舞茸をふんだんに使った鍋たちでした。なんとも贅沢!今回、牛、豚、鳥の肉が集結し、渓流に相応しくないのではと心配になる程の超豪華鍋メニュー。
まるで、寒さに打ちひしがれる今回の釣行ならぬ舞茸紀行を予測していたかのように・・・鍋、鍋、鍋。暖まるぅ〜。次々に調理しても舞茸は途切れません。
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地図を見て、何かを企んでいる・・・ミズナラの大木はこの辺りかな?
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翌日。
雨上がりを待ち続けるも、時折見える青空はすぐに雨雲に覆われ、痺れを切らした私は小鷹氏の「行ってこい」の一言に後押しを受け、二股に分かれた右沢に一人で入る事にしました。幾度となく竿を振るも反応など皆無、トルクの強い流れと強い雨足に身体が冷えるばかり。なんとか一匹に毛鉤を遊ばれるも、何故か流れの中にビクごと帰してしまいました。骨まで沁みいる寒さと反応の悪さにモチベーションもダウン。退散。しかし、テン場に帰るや否や小鷹氏をテン場に残し左股へ突入することとなりました。焚火で身体が温まる間もなく、再出発。冷たい流れに身体を流され、すべり、固まり、流れに隠れた岩に取り付きながら1キロほどを遡上。
寺尾氏の白旗(一同念願の?)で、岩魚の反応もあまり期待できないまま突き進んでいた一行は、これを期に退散しました。曰く、通常の三倍の水量。
テン場に帰ると小鷹氏の手打ちうどんがお出迎え。カレー汁で絡め身体はホカホカ、またどっぷり腰を下ろしました。残るは、呑むか食うか寝るか。私は、下戸のため酒とは関係の無い時間。
「飲兵衛相手に楽しい?」
と心配され、「マイペースですから・・・。」と私。呑まない時間が当り前ことですからね。(笑)そのうちに本性を出します!
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寒い・・・
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後片付けをしたテン場で記念写真。
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いよいよ撤退。後は、残された舞茸を回収して帰るだけです。
空は機嫌を取り戻し、明るくなり始めます。しかし、朝からリーダーの腰が悲鳴を上げています。薬で痛みを誤魔化し、気力で下山。さすが!!あっ!・・・最後に問題がありました。来る時、開業している最後のGSをスルーしてしまった私の車。ガソリンランプが点灯・・・それに乗って帰らなければならなかったのです。ある意味、スリリングなドライブ。私に代わり、高久氏のスーパーエコドライビングで出発。しかし、こんな時に限り何故かナビも不思議な方向を指し示すようになり、まるで狐に騙されているかのような道案内。心配をよそにガソリン量は余裕でGS到着。ここで、東北道組とお別れし、リーダー平江氏と山地氏と私の三名で帰路に就きました。帰りの車中は、暇を持て余す運転手の怒涛のおしゃべり。天候には恵まれませんでしたが、楽しい釣行改め源流舞茸紀行でした。来年は、釣りの方をリベンジしたい!!
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(かわしま のぶゆき)
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