まず始めに、今回の釣行は私にとって一生忘れることの出来ない釣行、場所になった。なぜなら初めてテンカラで「イワナ」を釣ったからである。

　今回、私の釣行参加は突然、決まりました。そうあれは6月初旬に、高久氏、瀬畑jr氏、田宮氏、私で下田の鎌倉沢に行った帰りの車の中での会話で大石川東俣が変更しなると言う情報があり、そこで田宮支障が「行って来い！！」と私に言ってくれたからである。田宮支障は私と同じ職場でありこのすばらしい源流世界そして宇都宮渓遊会に誘ってくれた人だ。2泊3日の釣行なので有給休暇が被らないように譲ってくれました。

　私にとって今回の源流釣行は5回目で気が付くと瀬畑jr氏は5回すべてに同行し指導をしてもらっていた。私にとって勝手に「師匠」決定である。


　6月26日の夜に高久氏、瀬畑jr師匠、私で宇都宮から集合場所の山形へ。集合場所の林道に着くとすでに齊藤リーダー、寺尾氏がすでに車で寝ており、そのあとすぐに上田氏、本宮氏、高瀬氏、八ちゃんが到着。そして「入山祝い」と軽く宴会が始まりました。そんなこんなで気が付くと薄っすら明るくなり準備をして1日目の目的地であるテンバへ出発である。まずは最初の難関？一本吊橋である。私にとって初めての経験であったので最初は怖かったがやってみると意外と楽に行けました。そして先発隊（テンバ確保）と後発隊に別れ急な山を越えて支沢に降り立ちました。

　

　本流に入り一軒家程もある岩を横目に見ながら心配していた先行者もなく順調にテンバに到着。時間を見るとまだAM8：30頃でちょっと早く着き過ぎ？そしてテンバ設営、薪集めをして軽く「乾杯！」しばらくすると、2人組みが遡行してきたが、少し上の支流に入るとの事で話し合いが成立。

　午後からはいよいよ釣りです。一日目、私は結果から言うと釣れませんでした。瀬畑jr師匠からいつものように指導してもらいましたが残念。

1日目は残念な結果だった。2日目は不安ではあるが「絶対に釣るぞ！！」と思い早々にシェラフへ・・・

　そしてその時は突然来ました。

　流木の下に深い所があり高久氏が攻めていましたが針が引っ掛かりそこのポイントを譲って頂きました。

　「木の脇を流せ！」

　と言うのでそこへ、へなちょこキャストをして流すとラインがスッと引っ張られたのであわせてみると

　「おっっ！」

　イワナが私の毛針をガッチリ咥えてました。慣れない手つきで慎重にラインを引っ張りばれないように初イワナをキャッチ！

　「とったど〜！」

と心の中で叫び記念撮影。高久氏の的確のアドバイスとポイントにわざと毛ばりを引っ掛けて？私に譲ってくれた心優しい高久氏いや「高久師匠！」ありがとうございます。勝手に2人目の師匠決定です。

　

　テンバまでの帰りには上田さんから「お前、あの時本当にあわせたのか！？がっははは」と3回も言われました。その度に「あわせました！」と答えてました（笑）いやここは「あわせた」事にしといて下さい。

本当は・・・・・「あわせました！！」

　

　3日目の朝は深夜1：30開店の激うま源流ラーメンが胃袋にたまっており、そんなに腹も減らずゆっくりして、お世話になったテンバを撤収、お昼には車止めに無事到着。

　今回は9名という大人数にも関わらず、優先的にポイントを譲って頂いて初イワナを手にした喜びと感動を分かち合えた皆様には感謝です。2泊3日という釣行も初めてだったので、最初はどうなるかと思いましたけど、あっと言う間に時間が過ぎたように感じます。テンバでの料理でも私は何も出来ませんでしたが、大変勉強になりました。

　そして3人の「し・し・ょ・う」ありがとうございました。これからもよろしくです。