Fishing2008釣行記 水トレ in 奥鬼怒 [栃木県湯沢]
水トレ in 奥鬼怒 [栃木県湯沢]
 
  
[報告者] 佐藤浩一
催行日:2008/6/21〜22
 
 
 
 
  今年入会したばかりの私が、どういうわけか本宮さんの口車に乗ってしまいレポートを書くことになってしまいました。会員以外の方もご覧になるかもしれませんので、どのような経緯で私が入会したかについて少し触れさせていただきます。

 渓流釣りを始めて15年。源流釣行にあこがれ続けていた私が、昨年の11月に友人の関さんと一杯やることになり、「どこに行こうか」と迷っていたところ、瀬畑顧問が駒込で営まれている居酒屋「むかご」を思いつき、無謀にも「行ってみよう!」ということに。「雑誌やビデオでしか見たことがない釣りの名人にお会いできるかも・・」と二人で話しながら店を探しようやく見つけて入店すると、「瀬畑は家にいるから、呼んであげるよ。」と奥さんが電話をしてくれました。2人の中年男が緊張してお待ちしていると、笑顔で顧問がいらっしゃいました。優しい口調でいろいろな釣りにまつわるお話をして頂き、さらに、「推薦するから入会してみたら」とのお言葉を頂くことに。「この機会を逃したら憧れの源流釣行には一生行けない!」と関さんとともに齢45歳にして一念発起して入会したわけです。

 入会して3月の「ボッカトレ・総会」・4月の「岩トレ」・6月の「○○川釣行」と参加し、今回の「水トレ」で4回目の参加です。行くたびに、会員の皆さんの何かに取り憑かれたような飲みっぷりと山の知識に圧倒されてきました。




 今回も想像はしていましたが、私と関さんが10:00に集合場所の女夫淵パーキングに到着すると前夜から来ていた会員の皆さんが宴のあとかたづけをする光景に直面。ほとんどが二日酔い状態です。しかしながら、この人たちはここからが強い。皆さんすばやく支度をし、今日の目的である「水トレ」に出発です。小高会長・高瀬リーダーを先頭に約20名の酒臭い人たちの行進が始まりました。


  当初予定の林道が工事中のために入れず。駐車スペースに車を止め、鬼怒川を渡るつり橋から目的地の広河原に向かう。整備された遊歩道に入り、最初は急な登り道。登り切ったところで、ナント大塚さんが前夜の痛飲が効いたのか遊歩道をそれて茂みの中へ・・。大塚さんを待つため一行も小休止をとることに。大塚さんも何とか回復し出発。そこから堰堤を何個かわきに見て。川を遡上したり遊歩道に戻ったりしながら歩き続けます。初めてこの地に来た私は目的地もわからず、「水トレはどこでやるかな〜」と思いつつ、皆さんの後を金魚のフンでついていく。


 
一風 ・・・   変わった 水です・・・ね  
水分補給は大切です
いよいよ水トレ本番か
 

 3時間ほどで、どうやら目的地に着いたらしい。テン場の予定らしきところには、すでに先行者(あとで東京から来たカップルとわかる)があり、テントがひと張り貼ってある。脇には、温泉の出ているコンクリートのブロック積があり「今夜は温泉に浸かれるぞ〜」と誰かの声がする。「さあ、テン場作りだ!」の小鷹会長の号令のもとブルーシートでタープを張る者・水を汲みに行く者・焚火のための流木を集める者に分かれて作業をする。「とりあえず寝場所を確保してから水トレの本番か・・」と思いつつ私も流木集めに専念する。準備が終わり、全員集合。「いよいよ水トレか!ガンバルぞ!」と思った矢先、小鷹会長の「今日は、水トレではなく、ボッカトレになりましたが・・皆さん友好を深めましょう。カンパイ!」の挨拶。



 ア然とする私を取りのこし、整然と宴会の準備が始まってしまう。「もうどうでもいいや、郷に入れば郷に従え。」と私も輪の中に。ここからナガ〜ク楽しい宴会が始まる。始まってすぐに、田宮さん・稲垣さん・稲葉さん・松田さんと大塚氏の友人が、都合があり帰路につく。会長持参のカツオの刺身(どうして川の上流でカツオの刺身なのかは、不明である。怖くて聞けませんでした。)・カレー・ホルモン焼き等々、そこらの居酒屋顔負けの様々な食材が登場する。もちろん、アルコールの消費量も爆発的である。高瀬リーダーのダジャレも順調に炸裂しつつ、夜もふけ相当な酒量をそれぞれこなす。




楽しい宴会風景
なぜか自慢げです
丸八商店氏も今日はゆっくり
宴は続きます


 深夜「佐藤さん。一緒に温泉に入りませんか?」とすでに酩酊する私にお誘いが・・千鳥足で向かうとそこにはブルーシートで湯を張ったオシャレな温泉が。直径約2メートルの丸くて狭い温泉に平江さん・本宮さん・大塚さん・寺尾さん・関さん・私の6人の男性美が深夜に蠢く(本宮さんの裸体エビぞり回転攻撃にはまいりました)。(すぐそこでテントを張るカップルは何を思うことか・・せっかくの楽しい夜のひとときが、散々な夜になってしまったことは想像に難くない。)しかしながら、自然にかこまれた最高の温泉に恍惚の6人であった。




飲み疲れたら一休み


 翌朝目が覚めると小雨模様である。

 立とうとすると、「痛っ!」左足に激痛が走る。どうやら昨晩の宴会中、小用に行った時にひねったのが思った以上に悪かったようだ。(最近酔いが足に来るようになってきているのはわかっていたが、この会に来るとつられて飲みすぎてしまう。)痛みとともに力が入らない。
 「ヤバイ」と思いつつも朝食をとり、撤収作業をできる限り手伝う。

 9時頃テン場を出発。右足をかばいながら12時前に駐車スペースにいや〜な汗をかきつつ到着する。歩くのが遅い私を心配して常に後ろにいてくれた上田さんには本当に感謝です。しかしながら、今回は遊歩道を使うことができましたが、源流では帰れなかったかもしれません。以降は本当に気をつけなければと反省しつつ自宅へと向かいました。

 入会して、4回目の参加ですが毎回貴重な体験を満喫しています。この会に入らなければ学べなかったことが既にたくさんあります。また、同じ趣味を持つ人たちとの新たな出会い。この年齢にして、こんな経験ができるのは本当に素晴らしいことです。まだまだ、ついていくだけで精一杯ですが、少しずつ勉強して源流釣行を楽しんでいきたいと思います。

 

(さとう こういち)
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