|
|
|
|
Fishing>2010釣行記 朝日の森がくれたもの[新潟県朝日山塊] |
|
|
|
|
|
朝日の森がくれたもの[新潟県朝日山塊] |
|
|
|
|
|
|
|
[報告者] 本宮和彦
|
|
釣行日:2010/9/18〜20
|
|
メンバー:小鷹哲、齋藤敦、上田勉、上田房子
|
|
岡部勝明(夢源)、大塚八朗、寺尾一木、本宮和彦
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
朝日連峰に源を発する渓々は総じて険しく私達釣り人の侵入を拒む事でイワナたちの楽園を築いている。
今年のフィナーレを飾るべくその一つに数えられる渓にターゲットを絞り目指した私達は秋の長雨に付きまとわれながらもどうにか沢床にたどり着くことが出来た。
この奥深い森には数々の古の辿道が縦横に広がっており、ややもすると入渓点へ逆戻りなんてことが起きる釣り人泣かせの山域である
|
|
|
|
|
|
|
一息入れましょう
|
|
|
|
|
|
地形図で現在地確認
|
|
|
|
|
|
こんなルートのはずは・・・
|
|
|
|
|
|
ようやく流れに
ところがこの時雨が降ってきた
|
|
|
|
|
テンバ到着後大きなタープを二枚広げ今夜の寝床を確保。今夜のおかずにと岡部さんに調達を頼むと遡行時間の長さからか、チョット驚いたような表情の後テンバ上流部へと愛竿と持参のドバミミズを携え出かけていった。
1時間もしないうちに良型を人数分きっちりと揃え無事宴会の開始。
私達を包んだ漆黒の闇は明るい橙色の炎に染められ皆の顔を照らしていく。
肩が“なで肩”になるほどザックが重かったと八ちゃんが面白い表現をする。確かにこれだけの食材があればそれはそれは重かっただろう。
1日目の夜は持ち寄った食材と現地調達のイワナに舌鼓。酔いも手伝い1人、又1人とシュラフに消えていった。私もいい加減眠くなってきたので寝床でゆっくりと体を伸ばした。
|
|
|
|
|
|
|
宴の準備は楽しいものです
|
|
|
|
|
|
|
|
|
やたら楽しそうです
|
|
|
|
|
夜半の豪雨に河原においてあった食器や食材をすべて高台へ持ち上げ難を逃れた。
(唯一起きなかった私と八ちゃんは翌日みんなから白い目で見られたのは言うまでも無い。・・・スミマセン)
朝飯がてらの朝酒を頂きそれではと上流部魚止めを目指し準備を始める。
寺尾さんは下流部へ探釣に出掛けると云う。
(人数が人数なだけに少しでも少ないほうがありがたい)
まずは会長がおいしそうなポイントにエサを馴染ませるように流す。すると ククッと特有の引きに満を持してゴボウ抜き。やはり一匹目を見るまでは何か落ち着かない。
|
|
|
|
|
|
|
まずは小鷹会長
お願いします
|
|
|
|
|
|
|
|
|
オレはもういいぞ!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
がっちゃんも攻めます
|
|
|
|
|
やんややんやの歓声に
「オレはもういい!後はお前ら釣ってくれ!」
とこれまたうれしいお言葉。
|
|
|
|
|
|
|
齋藤さん、釣れましたかぁ〜?
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ハイ!このとおり!
|
|
|
|
|
齋藤さん、上田夫妻、岡部さんはエサ釣り、八ちゃんはフライ、私はテンカラでそれぞれ釣果を得る。同じエサ釣りでも齋藤さんはイナゴ、岡部さんはドバミミズと人それぞれギャラリーとしても非常に興味深い。
増水後にしては少々型が小さい気がするが数釣りにはもってこいである。
|
|
|
|
|
|
|
お得意のFFで攻めます
|
|
|
|
|
|
|
|
|
八ちゃんに来た尺一寸
|
|
|
|
|
この時期ヒラキに出ているはずが淵の中ほどでエサ待ちをしているらしく少々大きめの毛ばりで底へ巻きこむ流れを使い沈めると黄色いラインがスッと止まりやがて大岩へ向かいゆっくりと引き始めた。そのタイミングを待って合わせをくれると水中で身をくねらせる動きがラインを伝わって分かる。丁寧に手繰り寄せると毛ばりをガッチリと呑み込んだメスの尺イワナだった。(そういえば引きもどこか女性的でクネクネとしていたような・・・
好ポイントが続く中、代わる代わる掛け、掛けては放しの繰り返しにようやく轟音に耳を取られ魚止めを迎えた。
ここではまず八ちゃんのフライで一尾、私のテンカラで一尾、残念ながら既に追い込んでしまったのか岡部さんのステーキドバミミズに振り向くイワナはいなくなってしまったようだった。
|
|
|
|
|
|
|
好ポイントが続きます
|
|
|
|
|
|
|
|
|
私に来たメスの尺イワナ
|
|
|
|
|
|
|
|
|
岡部さんはドバミミズを武器に
|
|
|
|
|
|
|
|
|
この通り!
お見事!
|
|
|
|
|
|
清冽な流れに泳ぐ
|
|
|
|
|
|
魚止めでの一枚 |
|
|
|
|
テンバに戻り最後の宴を始める(というよりどこかで区切りをつけた訳ではないのでずっと飲んでいたような)
この日は小鷹会長が腕によりを掛けた必殺技、チーズたっぷり“ミックスピザ”を始め山の中の料理とは思えない数々のつまみが豪勢に場を盛り上げる。
焚き火を囲み酒に酔い俗世間から隔離されたこの世界もこれまた一興でありこれが楽しみでやめられない理由なのかも知れない。
|
|
|
|
|
|
|
ハイ、お待ち!
熱々のうちにどうぞ!!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
夜も更け色艶話に華が咲きます
|
|
|
|
|
|
夜半まで宴は続きました
|
|
|
|
|
翌朝、目覚めの朝食準備に取り掛かる。昨夜完遂したはずの焼酎が石の下に隠れており出てきてしまった。帰りの山越えを危惧し沢の水で割って水分補給。
朝食の残りをそれぞれ食器に詰め弁当としテンバを撤収し一礼。
長いようで短い今年の源流釣行シーズンもこれで終わりを迎える。秋も深まる頃からはキノコに目を移し楽しみの時系列はまだまだ続いていきます。
|
|
|
|
|
|
|
煙たなびくテンバ前
|
|
|
|
|
|
|
|
【最後に】
今年3月に体調を崩した上田さんが見事帰ってきてくれました。
いくら山越えとはいえ今回のコースに耐えられるのか心配してましたが、始まってしまえば以前と変わらぬザックの大きさとしっかりとした足の運びに
「ホントに入院してたの??」
と聞いてしまった程です。
今後は除々に体を慣らすと云っていましたがあまりその必要は無いかもしれません。
これ以上強くなってどうするのでしょうか。サイボーグにでもなるつもりでしょうか・・・
|
|
|
|
|
|
|
この笑顔!!
(スレでも嬉しそうです)
|
|
|
|
|
(ほんぐう かずひこ)
|
|
|
|
|