Fishing2010釣行記 爽やかな風に誘われて[福島県会越山塊]
爽やかな風に誘われて[福島県会越山塊]
 
  
[報告者] 本宮和彦
釣行日:2010/8/21〜22
 メンバー:齋藤敦、根本宏
 本宮和彦
 
 
 
 
 暑い街の熱帯夜に嫌気がさして群れ飛ぶアブが手ぐすね引いて私たちを待ち受けている渓へ避暑と銘打ち出掛けてみる。

 車止めから既に歓迎を受け防虫ネットを持ってこなかった私が先頭を切る。
なぜか私が立ち止まると20b程後方を付いてくる2人も歩を止める。

 仕方なくタオルを頭から被りあごの下でしばる。
葉のついた枝を自分の前でグルグル回しながらアブたちの気勢を削いでみるが中々どうして、尻や太ももを刺され(吸われ)ながら汗も滴り落ちる頃テンバへ到着した。



 
 盛夏の釣りにありがちな貧相な水量に助けられ遡行に困難さは無く、ポイントをどんどんとやり過ごすが渓魚の活性は低く魚止めまでたいした釣果もないまま辿りついてしまった。


  ようやくここで齋藤さんが幾匹かの引きを味わい納竿。

 テンバまでは飛び込みあり、高巻きあり、へツリありのさながらトレーニングそのものとなり、こんな実践トレーニングも良いものだと気を良くしてテンバでの宴を迎える。


薄暗いゴルジュを抜ける

慎重に引き寄せます

まあまあのサイズを手に

魚止めでの1枚

帰りはのんびりと



 

 泳いだり、泳いだり

テンバ前の絶景



 まだ明るいためか薪を集める最中にもまとわりつくアブの攻撃を受けすかさず目の前の丸い淵へ飛び込む。
さながらの水泳大会に大人気もなくハシャイでしまう。川ガキに戻ったように飛び込んだり潜ったり思い思いに川を遊びつくした。


 日も陰り始めるとようやく飛び回っていた客人達もなりを潜め赤々と燃える炎に夕暮れを感じる。
夜の少し湿度を持った風は沢の流れと同じく少々肌寒く思うがそれは贅沢と云うものか。


テンバの前でクールダウン



 
山の幸に下鼓



 夜が明けても渓の底では陽が射すまで少々時間がかかる。涼やかな風とセミの声を聞きながら片付けを始めテンバを撤収。


渓には爽やかな風が吹いていた



 
(ほんぐう かずひこ)
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