Fishing2011釣行記 錦秋の山々に[福島県会津]
錦秋の山々に[福島県会津]
 
  
[報告者] 本宮和彦
釣行日:2011/10/29, 11/3
 メンバー:齊藤敦、根本宏
 阿部光延、寺尾一木
 ボンタ(犬)、本宮和彦
 
 
 
 【10/29(土) 快晴】
メンバー : 齊藤敦、根本宏、本宮和彦




「今週末は絶好の行楽日和でしょう」
気象予報士の言葉に誘われて齊藤、根本両氏を誘い新規開拓と志も高く車止めを目指した。
ここは私が以前から目を付けていた場所であり、ブナの大木に守られた山域を一度自分の足で歩いてみたい思っていた。

 歩き始めはコナラやカエデの雑木林といった雰囲気であるが次第に大木が目立つようになり、ミズナラ、朴の木、ブナ等の植生に変わる。


 静けさの中、沢の音だけしかしない贅沢な時間が私は好きだ。
緩やかな流れの中にはペアリングのイワナが見える。きっと産卵の約束をした婚約イワナたちであろう。

 そんな中風倒木にマメ粒のようなナメコが出ておりこの先の期待で一杯になって来た。

 ふと先を行く齊藤さんが立ち止まって大きい声を出している。
「ナメコあったよ〜〜!!」

なんとなく安心したような誘った手前、大ハズレでは格好がつかないがこういう場合は私が見つけるより同行者に見つけてもらう方が私は嬉しい。



粒ナメコがお出迎え

鈴なりのナメコをハサミで採取

     
   天気が良く目の保養にもってこいでした


 

 先を急ぐつもりはないので日当たりのよい場所を選び昼食とすることにした。
風もなく時期外れの暖かさがそよぐ風を心地よくしてくれる。
先ほど採れたナメコをさっと湯がき、かけ蕎麦にすりおろした大根おろしと和える。大根おろしの辛みとナメコのヌルヌルがこれまた蕎麦に合いこれまた絶品の昼食となった。


根本さんがナメコおろし蕎麦を片手に
ここまで5時間、疲れました
 
ブナの大木たち

ここからが核心部
 昼食後、銘々のペースで沢を歩き倒木に目を光らせる。
あちらこちらに立ち枯れたブナの大木がありその近くには落ち崩れた倒木があるので良い目印になる。

 ここまで来るとまだ小さいマメが目立ち次への期待が持てるようだ。
翌週は別の場所を予定しているので非常に心苦しいものであると同時に来年への嬉しさこみ上げてきた。


   チョットまだ早いですね

 
     
  核心部にはマメナメコが沢山ありました

 
 
     
   中には笠の開いたナメコも






 
【11/3(木) 曇り】
メンバー : 阿部光延、寺尾一木、ボンタ(犬)、本宮和彦




 先週の初めての山で非常に良い思いをした為、今週は以前より通っている場所へ出かけてみた。
急きょ阿部、寺尾両氏の参加が決まり集合場所の塩原の道の駅へ到着。ここからは阿部さんの車に同乗させてもらい一路会津へ。
空には重たそうな雲が広がっている。南会津町では雨がポツポツとフロントガラスを叩いているようだ。

 ひとまず着いてみると雨足が若干強くなってきた。
車の中で朝食を取りながらの様子見。30分ほどで雨も止み3人と1匹で歩き始めると腰痛をおして参加した寺尾さんのペースがあまり良くない。
私が上を阿部さんが沢沿いを見て歩くと少しではあるが小さいナメコ達が出迎えてくれた。
取りあえず沢と道が合わさる場所まで飛ばして歩くことにするが空は相変わらずの重い鉛色。


 休憩後歩きだして暫くすると何か斜面に段々になっている倒木が見える。
「ん??」
後ろを振り向きニヤリと笑ってしまい2人にはもう帰ろうと悪ぶいてみた。

それから3人と1匹で斜面を駆け上がると軸も太く極上の逸品が我々を出迎えてくれた。
ビニール袋を出す両氏に
「まずは記念撮影!」などと訳のわからない事を口走り無事立派なナメコをパチリ。


   これは50b離れたところから見えました

 
     
   艶もあり極上の逸品


 
     
   裏側にも食べごろサイズが

 
   そのまま沢を歩き高巻きありヘツリあり、昨年行った場所まで随分残し今年は下山。
途中帰りの斜面でも何やら立ち枯れたブナが見えるので枝を頼りに近づいてみるとこれまた立派なヒラタケが出ていた。むんずと掴みパカっともぎ取りこれは昼食のテンプラでおいしく頂きました。

 
 
     
   肉厚なヒラタケ

 
     
   倒木の陰にもナメコが

 
     
   幼菌

 
     
   ムキタケの群生を阿部さんがパチリ



 


 2週続けて良い結果となりましたがこれも季節限定の遊びです。いつ雪が降り山々が白い世界に閉ざされかも分かりません。安全第一を肝に銘じてこれからも続けて行きたいと思います。

 11月もまだ始まったばかりです。

 釣りの最中見かけたあの倒木が「早く来なよ」と呼んでいるかもしれません。

 皆さんも秋の山へ出かけてみてはいかがでしょうか。


(ほんぐう かずひこ)
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