途中大岩が出現、『 ここからテンバはそう遠くないよ。 』と小池会長。
やがて沢が合流するあたりにテンバが現れる。さっそく担ぎ上げたビールを沢に冷やし、テンバ設営の完了を待って冷えたビールの栓を抜く。いつものように釣行の無事を願って一滴を大地に捧げ乾杯となる。
『 うまいー。 』
さっそく寝不足解消とばかりに寝袋に潜り込む人、晩飯のおかずを調達すべく竿を持って沢に入る人、思い思いの時間を過ごす。
小池会長の予定では、今夜は岩魚の握り寿司との事で、早速私が調達に出かける。盆明けの沢はさすがに渋く、形も数も思うに任せず調達にてこずる。八寸を4匹生かして持ち帰り、四時過ぎ寿司飯の出来上がるのを待ってシメル。
いつもは小池会長に握り、稲荷寿司を作っていただくのだが、今回は私と橋本氏の二人で作る。(巻き寿司は初挑戦で形整わず、次回を期待)味の評価は
『 ベリーグッー 。』
おいしいビールと岩魚寿司、これに焚き火が加わり、後は仲間の渓への熱い思いを聞けば、私にとっては心地よい感動の三重奏となる。