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Fishing>2014釣行記 和賀山塊釣行記 |
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和賀山塊釣行記 |
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[報告者] 山路由洋
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釣行日:2014/7/25〜27
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メンバー:渡部信雄、平江誠、山路由洋
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秋田・岩手県境にある和賀山塊は、原生自然とブナ混生林、さらに巨樹・巨木の存在で、よく知られている。我々3人は、是非ブナの原生林が残る森を巡りたいと思い立ち、早速向かうこととなった。
関東地方は、3日前に梅雨明け宣言された。東北地方も、梅雨明けまで後少しだね?などと車中で会話を交わし、ハマナベさんの車で、東北道をひた走り、岩手県を目指す。途中、車中の会話が聞き取れない程の豪雨が、車の屋根を叩き付ける。台風の影響なのか、東北地方に近づくにつれて雨足が激しさを増していく。東北道をひた走り、北上江釣子ICで高速を降り、途中コンビニで食料を調達して、国道107号線を西へ向かう。
午前2時、途中彷徨いながらも、車止めに到着となった。到着後は、明日からの安全を祈念し、いつもの小宴会を開き、宴もたけなわの頃、空が白んできた。少し、仮眠を取り出発しよう!となったが、流石に人気の山塊、平日だというのに、登山者が次々と訪れる。
我々は、登山者達を見送り、まったりと準備を整え、車止めを出発となった。
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車止めは満車状態
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和賀岳登山口
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登山口からは直ぐに、急登が続き、寝不足の身体が悲鳴を上げる。しかし、道はしっかりと付いており、木々の合間からの冷たい風が、身体を冷やしてくれる。
ゆっくりと道を進むと、道の脇に聳えるブナ林達が、風と共に疲れを癒してくれる。約1時間半程歩くと、最初の赤沢分岐に到着となった。赤沢からの道も有ると言うが、腰丈まである藪で、道が見えない状態である。
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ハマナベさんはまだまだ担ぎますよ!
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ブナの木々の間から稜線を望む
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大休止を終えた後、更に急登を進むと、山は原生林に近づいてきた。ブナの木々は段々と太さを増し、空も木々の大葉に覆われ、自然の力強さを感じさせる。先程、睡眠を取ったせいか、非常に心地良く、足取りも軽い。暫くすると、高下分岐に到着、徐々に標高を落とし、渓を目指す。途中、突然と、登山道沿いに、ブナの巨木が現れ、皆でこんなブナの木見たこと無いね!と暫しの間、見とれて写真に納める。
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睡眠不足の為、ここで大休止
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樹齢数百年であろう生命の力強さを感じる
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ブナの幹に圧倒されここでも大休止
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登山道も、後は渓まで下るだけだが、急な為、慎重に下る。渓に到着すると、和賀岳からの下山者とすれ違い、挨拶を交わし、我々は渓を遡る。火照ったカラダを冷たい渓の水冷やす。渓に着くと、平江さんが、ガマン出来ないとばかりに、上流で竿を振り始めた。しかし魚の反応はなかった。
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魚の反応が見えず、さらに遡る
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ん〜〜、出ないねぇ〜
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1時間程渓を歩き、テン場になりそうな広河原を見つけ、早速ブルーシートを広げて、ハマナベさん特製の一軒家が完成となった。しかしいつ見てもしっかりとした造りで、いかにも、頑丈である。写真に納められなかったのが、残念である。その後、薪を皆で集め、お決まりの夜の宴へと、突入となった。
2日目、昨日から、魚の姿を見ていない我々は、前回の釣行が頭を過ぎり、まさか今回も?などと冗談を言いながら釣り上がる。
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まずは現在地を確認し作戦を練る
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深山幽谷・・・静かな渓に白い霧が・・・
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まだまだ雪渓が残る渓
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良い渓が続きます。
雰囲気最高!!
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なかなか、魚の姿が見えない。ここはエサ釣りのハマナベさんに、落ち込みの深場を探って頂こうと、エサを落とすが未だに反応がない。7月下旬だというのに、まだ盛夏ではないのか?しばらく遡ると、エサ釣りのハマナベさんに待望のイワナが掛かる。やはり、テンカラ組は少しばかり不利かも知れない。その後、平江さんも瀬に出たイワナを掛けた。
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落ち込みから顔を出したイワナは良型
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平江さん
久しぶりのイワナにニンマリ
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さらに
ハマナベさん、独り舞台
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尺オーバー!
シャッター待ちで痛恨もバラシ!
スイマセン!!
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未だに、魚の顔を見ることの出来ない私に、皆が先を譲ってくれるものの、今日のイワナは手強くなかなか竿に反応がない。さすがに、昼も近くなりシャリバテ、少し早めの大休止となった。本日も源流食堂開店!本日の注文は、ラーメン、ウインナー、イワナの刺身です。
昼食の後は、少し本気出していきましょうか!と、皆で気合いを入れ、釣りを再開する。ようやく、テンカラ組に絶好な場所が続き、私に何時間ぶりの、待望のイワナが掛かる。
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やはりこれですよね!!
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途中から日も差し、本日も絶好調!
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これまた久しぶりのイワナ
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おっし!!
次々と掛かるイワナ
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もう十分に、釣りを堪能したということで、テン場へ戻り、早速、宴の準備へと取りかかる。
次から次と持ち込んだ食材を調理し、豪華な晩さんとなった。今晩は最終夜、今回の釣行を振り返ると、話が尽きない。しかし、さすがに1日渓を歩き疲れているせいか、いつの間にか、焚き火の脇で次々と、横になっていく。
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テンバにてマッタリ
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前回に引き続き反省会です
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いつの間にか、ポツポツと落ちてきた雨足は、段々と強くなり、テン場に逃げ込み、シュラフに潜り込む。朝になると、一晩中降った雨で、テン場は浸水し、渓は増水していた。取りあえず朝食を取りながら、渓の流れが、平水になるのを待ち、撤収となった。
岩手県の山奥に、これだけの素晴らしいブナ林が、存在していることに、驚きと自然の生命の力強さをひしひしと感じた。これからも、このような原生林に出会えるのか。また一つ、思い出の釣行となり、我々は帰途についた。
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(やまじ よしひろ)
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