Fishing2016釣行記 釣り意欲に燃えていたのに・・・[新潟県三面川支流]
釣り意欲に燃えていたのに・・・
[新潟県三面川支流]
 
  
[報告者] 根本宏
釣行日:2016/9/22〜24
 メンバー:小鷹哲、齊藤敦、林出政治
 平江誠、根本宏
 
 
 
 
 

 もうどれ位になるだろうか・・・ 

 2013年に転勤により盛岡へ。もう3年以上源流から遠ざかってしまった。会の釣行スケジュールをたまたま見る機会があり某沢の名前が目に入った。その瞬間今まで眠っていた「釣り意欲」に火が付いた。

 早速リーダーの齋藤さんへ参加の意向をポチ!沢靴が限界だったので本宮氏に相談。進められた沢靴をネットでポチ!着々と準備が進む





 9/21 朝、私は出勤前田んぼのあぜ道に居た。通勤通学の方の白い目にも負けずひたすらイナゴを捕っていた。スーツのままで。ここまで凄い「釣り意欲」は久々だなと沢山のイナゴをみて微笑んでいた。



 9/22当日の4:00集合場所、既に齋藤さん、会長車は到着しており社内で睡眠中の様だ。早々に支度を整えかめさんチーム(齋藤、林出、根本)はウサギさんチーム(小鷹、平江)より先に出発させて頂く。

 久しぶりの上りはキツく日頃の不摂生を改めて実感させられた。何度と無く休憩をしているとウサギさんチームにあっという間に追いつかれ、中腹辺りから皆で沢を目指す事となる。ピークにたどり着き、涼風に当たっているとやはり良いな〜としみじみ感じる。まだ半分ではあるが、達成感が堪らない。

 下りは舞茸を探しながら下る。各自目星をつけた木を確認しながら下るが、収穫を得ることは出来なかった。何度目かの休憩ポイントに差し掛かったとき齋藤さんが休憩ポイントの倒木の株を指差す。何とそこには、黒舞1,2,3,4,5、・・・・、うわー裏にも有る〜!


 全く皮肉なもので、あれだけ苦労して探したのに・・・。今晩の宴会は、更に楽しくなりそうだと皆疲れを忘れ沢に到達する。ただ、なぜか舞茸の風呂敷は会長の首にくくりつけてあった。大変申し訳御座いませんでした。



立派な黒舞茸


     
  もうちょい予備軍
でもいただいてしまいま
した


 
 
     
  もう少し待って帰りにいただきます


 
 


 給水後、本流へ向かう。いや〜久しぶりさて、もう少しであのテン場だ!少し進んだ所で齋藤さんが指示を送っている。対岸の岩を抱いた若いミズナラの根元に舞茸を発見。何と言う眼力、全くもって参りました。平江さんが茶舞茸を抱えて下りてきた。舞茸の天ぷら、舞茸ご飯と今晩のメニューがしゃりばての頭を過ぎる。流石の「釣り意欲」も舞茸の前では霞む様だ。その後、実績の有る木を見て回ったが収穫は無くテン場へ到着!


 寝床の準備、宴会場の整地を終え無くてはならない焚き火の準備に掛かる。そこへ齋藤さんがとんでもない倒木を指差し「これで床を作れば最高だない」なんて・・

 4人で悪戦苦闘の果て、平江さんをもってしても「過去最高!」のお墨付きを頂く焚き火の準備が完了した




過去最大の床
平江さんも満足です



 

 少し雨が降っているが、宴の時間まではまだ時間は早く各自釣りの準備に取り掛かっている。しかし・・・あれだけの「釣り意欲」を持って参加したはずだったが、焚き火&宴会場が完成した時から・・・「釣り意欲」に陰りが。

 
 
 ・・・やばい、バクサレ病が発症したのか・・・。


 予防接種は毎年受けてきたが、うかつにも今年は受けていなかった。大誤算だ。ここに来て発症なんて。皆さんには、調子が悪いとお話し皆さんで釣りに行って頂く。私が「釣り意欲」満々で捕った岩手産イナゴを小鷹会長に託し大物を仕留めて下さいと思いをこめて・・・。すると、目の前の流れから会長が「釣ったぞ〜〜!!」やはり「釣り意欲」全快で捕ったイナゴ餌の威力は絶大だ!いや、流石会長! 



 

恥ずかしいから撮るなよ〜 
でも嬉しそうです!手には岩手産イナゴ!



     


 暫くして、林出さんが戻る。手には良型をぶら下げて。聞けば竿が折れてしまい無念の帰還との事、お魚は齋藤さんが釣ったとの事でした。私は嬉しさのあまり「舞茸・岩魚ともうこれ以上何を望むんだー」と心で叫んだ時だった。「プツン・・・」体内で繰り広げられていた「釣り意欲」対バクサレ病の闘いにピリオドが打たれた。ステージ4のバクサレ病にかかってしまった様だ。


 「釣り意欲」が無くなってしまった・・・。しかも初日、宴会前だと言うのに・・・


 何時もは、2日目の朝辺りから発症するケースが殆どだが、やはり3年以上渓から遠ざかっていた体では太刀打ちが出来なかった・・・


 「無念だ・・・」


 残り2日、皆に悟られぬ様隠し通して行くしかない、そう心に固く誓った


チョット残念そうな林出さん
でも美味しくいただきました



快適な川原宴会場と盛大な焚き火が完成!!

さ〜あ飲むぞー!!!!!



 

まず手始めに齋藤さんが今日採れたての黒舞茸を調理。バターで炒め海苔に巻いて食す。皆口々に「旨い、旨い」の大連呼。残念な事に私はバターが苦手・・・大連呼出来ませんでした



味わってみたかったのですが・・・


 

 夜が深くなるにつれ、雨足が強くなってきたので高台のタープ下へ移動。やはり初日は尾根越えの疲れか、各自シュラフの中へ・・・。





 9/23 朝皆さんの話し声で目が覚める。会長に入れて頂いたコーヒーを頂き目が冴えて来る。渓で迎える朝はこうでなくちゃ!と思いながらはたして今日は「釣り意欲」が復活しているか不安でたまらなかった


 
 



 天気も回復してきたため皆で川原へ移動し、少し遅めの朝食の準備に取り掛かる。昨日同様齋藤さんが腕を振るって舞茸を調理。舞茸たっぷり舞茸ご飯完成!



具だくさん
贅沢の極み


旨そうだろー




 美味しい朝食を頂き、少しずつお酒に手が出る。すると、突然私たちの前に全裸の野人が現れた。その野人はテン場前の淵へダイブ!!川から出た野人がこちらに向かって歩いてくる。もう駄目だと思った時・・・「ねもチャン」との声。平江さんか・・・。私はちょっと飲み過ぎの様だ。


立ち姿は掲載を控えさせていただきます





 

食事もおつまみへ変り始める。既に時間は13時をまわっている。しかし誰も釣りに向かおうとしない。

 まさか、私のバクサレ病が感染してしまったのか・・・


 すると、齋藤さん、平江さんがF1上を目指すとの事準備に取り掛かった。内心ほっとした。少なくとも2人には感染していなかった。良かった。本当に良かった。

 しかし、軽度のバクサレ病にかかってしまったのが、会長、林出さんだ。2人は無言でシュラフの中へ消えていった・・・ 

 おやすみなさい。

 これ以上 酷くならねば良いが・・・


 
 私はリハビリも兼ねて宴会場整理、冷えた体で帰って来るであろう2人のために熱々のスープ作りを始める。一人川原で川の音を聞き何も考えず時間を過ごす。とうとう、完治出来ない処まで来てしまったようだ・・・ 



 
何も考えずにバクサレル・・・

幸せなひととき


     
  バクサレすぎて作ったコップ

平江さんに好評でした


 
 
 

 暫くして、上流へ向かった齋藤さん、平江さんがご帰還。期待した大物は留守だった様だ。着替えを終え皆が宴会場へ集合。

 いよいよ最終日宴会のスタートだ。
 

 
平江さんの作ったキュウリの炒め物

まあまあの味付けでした


 



 続いては、舞茸の天ぷら。軸が太く食べ応えあり!あ〜あ、またバクサレ病は進行した様だ。極上のツマミに皆の酒も進み中々良い感じに。


 そこに、「待ってました、平江さん!!」


 今回の釣行に平江さんが参加されると知った際メールにて是非とお願いをした事が有った。それは、以前この渓でご馳走になった“鶏飯”を是非もう一度食べさせて頂きたいとお願いしたのでした。非常に手間がかかる料理だが快く引き受けて頂き今回の釣行の楽しみの一つでもあった。


 

 
     
  ”鶏飯”調理に取りかかる平江さん

旨く頼むよ

マジで



 
 
     
   いや〜“鶏飯”まじ旨! 堪らん〜 

締めに最高!!


 
     
  甘えん坊の斎藤さん 

林出さんも嬉しそうです
 


 


 2日目の宴会も終焉を向かえ各自寝床へ潜り込む。ここで眠ってしまうとこの釣行が終わってしまいそうでなかなか寝付けなかった・・・わけはなく、直ぐ爆睡状態に・・・


 いやー今日も、旨い飯に旨い酒、楽しい話と楽しませて頂きました。





 9/24 何とか無事最終日を迎える事が出来た。私のバクサレ病も誰にも気付かれる事無く乗り切った。会長、林出さんの病状も回復した様で安心した。



天気も最高の朝


3日間燃え続けてくれた巨木の床もこの通り


     
  最後に記念撮影

 
 


 喘ぎながらようやく渡渉点へ。皆、川で汗を流し車止めへ到着。皆様 お疲れ様でした。


 今回、久しぶりの釣行で「釣り意欲」満々で参加させて頂いたが、結果ステージ4のバクサレ病の発症により、一度も竿を手にする事は無かった。

 しかし、久しぶりに皆様とお会いし、渓で遊ばせて頂き改めて渓の楽しさを再確認出来た釣行?となりました。同行して頂きました会長、斎藤さん、林出さん、平江さんありがとう御座いました。次はバクサレ病を完治して「釣り意欲」をフル充電して参加致します!


    また、同じメンバー(?)で是非お願い致します。



(ねもと ひろし)
BACK HOME TOP
                          Copyright (C) 2005 utsunomiyakeiyukai. All Rights Reserved.