Fishing2016釣行記 ゾウの寝床にキノコとイワナ[新潟県魚野川支流]
ゾウの寝床にキノコとイワナ
[福島県只見川支流]
 
  
[報告者] 本宮和彦
釣行日:2016/9/24〜25
 メンバー:寺尾一木、三瓶こずえ
 板坂(板山)拓、本宮和彦
 
 
 
 
 沢納めの儀を毎年どこにするか迷いながら今年は春先にしか行かない沢を選んでみた。

 メンバーは足の骨折から回復途中の寺尾、自宅から程ない三瓶女史、板坂なのになぜか通称板山そして私の4名である。

 鬼怒川温泉集合の3名が只見町の待ち合わせ場所に着いたのは既に朝の7時。これではどこに行っても先行者の後塵を拝しイワナどころかキノコすら期待薄である。


 私達の向かう沢はイワナが薄いと評判の、ある意味朝寝坊軍団には絶好のチョイスであった事は間違いない。






 古の道はススキの穂を纏い深い森を織り交ぜながら奥へ奥へと続いている。

 豪雪により根元部分が湾曲したブナの木がゾウの鼻に似ていることから「ゾウさんのテンバ」と云われる沢沿いの
泊り場まで約2時間程、のんびり行こうぜと出発。


ゾウを目指していざ出発


峠を越えて古の道はどこまでも続く




 ただただ歩いても面白くないと、しきりに周囲をキョロキョロしながらあるときは斜面を尾根まで駆け上がり、またあるときは沢の流れまで下り獲物の物色。



 特に目立った収穫が無いまま林道の傍らににふと目をやると、????

    「お探しの物件はこちらですか?」

と不動産屋の営業マンにでも出会ったかのような好物件を発見した。

 「これで今夜のすき焼きに箔が着く」

と云ったのは寺尾さん。




角の一等地のような好物件
これを見たら色めき立ちます


脇にもおまけが



色めき立ってしまった方




 テンバのゾウに一礼し荷を下ろす。

 到着祝いの後、4人で上流部へ釣りに出かけようと準備を始める。
魚影の薄いことで評判のこの沢で果たして釣れるのだろうか。疑心暗鬼のまま板山君がファーストヒット。

 それではと竿を振ると何とジャストサイズの尺イワナにこれまた驚き、さあ次へと先を急ぐ。


 釣れたイワナ達は流れへリリースしテンバに戻り設営やら薪集めやら山の午後は忙しい。




穏やかな流れにイワナ君達の姿は見えず

     
  鏡の様な水面


 
 
     
  轟音を響かせ流れ落ちる


 
 
     
  変化のある流れがイワナの棲家


 
 
板山君にも待望の一匹が


     
  私にはヒレの大きな尺イワナ


 
 
     
   跳ねまわり写真を撮るのも一苦労


 


 ゾウさんのテンバに期待の無かったキノコが揃い歓声の中夕闇が迫る。

 焚火は程々の灯りで夕暮れと夜を穏やかに繋いでくれ、湿気を持った夜の風が一層焚火に勢いを付けて行く。


まったりタイム


暖かい焚火
中がスカスカになる前に手入れが必要



     
  ブナの森に宵闇が近づいてくる 
動物たちの時間


 
ついつい手のひらをかざしたくなる


ロウソクの心和む灯り




 夜は夜とて話は尽きず持ち寄ったおかずと、これまた沢山持ち込んだ酒に時間を忘れて呑み明かした。

 採れるはずの無かったキノコの話、釣れるはずの無かったイワナの話。

 話す度に笑いがこみあげてくる。

 いやいや、ホントに来て良かった。





秋空と紅葉前の木々


焚火で穴のあいた鍋


     
  そして朝から豪華な舞茸入りすき焼き
この後直接生卵を割っていただきました

 
 
     
     


 終わり良ければすべて良しとは良く言ったもので今年のシーズンを締めくくる2日間にメンバー全員が大いに満足したようだ。

 ゾウの寝床をきれいに片づけ来シーズンへの期待と今シーズンの楽しい想い出に心を膨らませ家路を急いだ。

 







 っておいおい!まだキノコシーズンが控えているのを忘れてはいないか?
 
 10月になれば舞茸シーズン本番、11月の声を聞くと晩秋のキノコが楽しみなはずだろう?


 と云う訳で沢釣りレポートはこれでひとまず終了です。

      ご覧の皆様、今後とも引き続き宇都宮渓遊会 Official Web Site を宜しくお願い致します。





     
   ゾウさんの前で記念撮影
何故か最近猪木づいています



 
(ほんぐう かずひこ)
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