Fishing2016釣行記 痛かった、フクロウとアカショウビンの沢
痛かった、フクロウとアカショウビンの沢
 
  
[報告者] 土屋秀樹
釣行日:2016/6/18〜19
 メンバー:阿部光延、本宮和彦
 安斎昌幸、矢萩武彦、土屋秀樹
 
 
 
 
 6/18 23:00道の駅塩原集合・・・早めに現場へ到着するもそれらしい車もなく車中でウトウトしていると
    「♪来て来て来て来てサンタモニカ♪」と携帯が淳子を唄った。

 確認するとリーダー阿部氏からだった。「集合しています、近くにいますか?」見渡すとP場の奥にそれらしき車3台、到着時に確認した車と同じではないか、こちらから声をかければ早く出られたものを・・・

 そうのこうので予定通り23:00阿部氏のフォレスター4WDで出発。


 真夜中、安齋氏と合流後夜中のワインディングダートを走破し車止めに2:00頃到着、前夜祭にて鋭気を養い同朝6:00青空の下、遡行の一歩を踏んだ。


竿を出しながらのんびり遡行


 
 
4月の初プチ源流以来2度目の私は小蛇尾同様アップダウンの山道、急峻な渓の遡上を覚悟しリーダー阿部氏、サブ本宮氏の背中を追ったが予想に反して渇水もあり思いに他ゆったりしたフラットな渓でリーダーの背中に必死に食らいつくこともなく、途中本宮氏はテンカラを振りながら余裕の遡行。

10:30頃昼飯のベースへ到着早昼食の準備をする。手頃なイワナを2匹キープしイワナの天ぷら、山菜の天ぷら?メインは流しそうめんをメンバー全員で堪能した。特に渓の料理人本宮氏のイワナの天ぷらは絶品であった。



昼食はソーメンとイワナの天ぷら



 のんびり昼食と昼寝を済ませテンバへ向け腰を上げる、6月であるがまだまだ新緑の残る原生林を見上げながらテンバを目指す。1時間位の遡行で目的地へ到着、重いザックを降ろしタープを張り、流木を集め、寝床を作って設営完了!!!いよいよフリー釣りタイム。

 今回私は矢萩氏とフライの共演、さあーっ今晩のイワナの骨酒をと勇んで身軽になった体がバランスを崩し転んだ先が渓の岩、一瞬息が出来ず悪い予感。後日予感が的中となる。

 右肋骨は痛むもののロッドを振るには支障はなく矢萩氏とテンポよく釣り上がり、ピンポイントを攻めるもチビばかりでとても骨酒にはならず全てリリースしテン場へ戻る

 お楽しみの釣りタイム

 
穏やかな流れをフライが舞います


矢萩君にもチビイワナ


     
  私が釣った居着きのイワナ

 
 
     
  天気は快晴
これだけでも得した気分


 
 


 流木に火が付き煙が原生林の緑を縫ってゆっくりまっすぐ昇っている。しばらくすると少し翳んで来たのか焚き火の上のコッヘルがアメ色になりすごく綺麗だ。中で今夜のメインディッシュが踊っている。阿部氏が蒸籠を出してカニ焼売、私は特製ペペロンティーノで腕を振るう、メンバーが持ち寄ったおつまみ、いよいよ渓宴の始まり・・・・・・・・・・・・・・・・







 




 宴が始まった、前回に増してビールを500ml×6 日本酒5合、酎ハイを少し。みんなのを集めて焚き火を囲む。  
渓を、武勇伝を、釣りを語る。

 フクロウが「ホホッー ホホッー」と夜の森から覗いている。太い流木がくれる炎と暖で気持ち良く酔って行く。まだ1度や2度の遡行の仲間であるが不思議な連帯感が湧いてくるのは私だけだろうか。肋骨が気になり大きく深呼吸するとやはり痛い、アルコールで麻痺させシュラフに潜り込むと

  森の奥から
「ホホッー ホホッー」

   お休みなさい。





 翌朝目を覚ます。本宮氏がチキンシュチュウーのコッヘルを回している。新緑の残る原生林を靄と煙が揺ら揺らと流れている。

 何やら「キュルルキョロロ・・・キュルルキョロロ・・・」鳥の囀が聞こえて来る。この鳥はと本宮氏に訊くと「これがアカショウビンです」とのこと。渡り鳥であることは知っていたがこんな深い森の渓でアカショウビンの声が聞こえる、感動です。


 久しぶりに味わうすがすがしく気持の良い朝やっぱり渓は素晴らしい。日差しが木々の葉の間を縫って注ぎ昨夜飲み過ぎた瞳に少し眩しい小鳥の囀りに混じってアカショウビンの囀りも聞こえて来る。






   来た時よりも美しく

 
   

 12:00贅沢な朝宴を切り上げ「来た時よりも美しく」テン場を後に渓を下る。


  6月なのに真夏日並みの暑さ、とにかく暑い!途中のプールで本宮氏が飛び込む、矢萩氏が続く。


 
 
     
     
   

 少し休憩をとり入渓点を目指す。帰りは早く約2時間位で入渓点へ到着した。身支度を整えリーダー阿部氏のフォレスターで一路塩原道の駅へ。




  翌日会社を定時で切り上げ整形外科へ

        「肋軟骨骨折」

        えっーーーーーーー!やはり痛かったプチ源流でした



 
     
   

     同行して下さいましたみなさん、大変お世話になりありがとうございました。

 
(つちや ひでき)
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