Fishing2017釣行記 寒さも楽しいナメコ採り
寒さも楽しいナメコ採り
 
  
[報告者]本宮和彦 
釣行日:2017/11/11〜12
 メンバー:上田勉、神山大典、本宮和彦
 
 
 
 
 
 

 今年は会の行事にほとんど参加できずこのままシーズンが終わるのもと思っていた矢先に上田さんから 

 「おい!今年はどうすんだよ!」

 と主語の無い電話が入る。


 やはりあの山のキノコを指しているのだろうか・・・。



 それでは、と以前からキノコ採りに行ってみたいと話していた神山(通称だいてん)に連絡を入れ私の仕事の都合から11月の中旬ならと日程を調整し目指す段取りを取る。

 前回のキノコ採りでは少々時期が早かったのか、はたまた今年は不作なのかと今回の予定にも不安がよぎる。


 しかしこればかりは行ってみないと分からないと出発進行。




 
葉を落としたブナの森

見通しが良い為、ナメコ採りには好条件






 途中雨が降り出し予報では一日雨模様、標高が高い為もしかしたら雪になるかも?などと話しながら車を降り準備を始める。

 キノコ採り初心者のだいてんは意外に楽しそう。いじめられて強くなるのだろうか?私は自他共に認める”褒められて伸びる子”である。


 斜面の倒木を目指し登ると少々時期遅れのムキタケ。採取を諦め次のポイントへ。

 
 沢沿いの倒木にナメコを見つけ早速だいてんを呼び寄せ採取開始。


 上田・だいてんチームと私ひとりに別れ集合時間を決め、イザ本番。



随分と山奥の IKEA まで来たもんだ

ショルダーバックのように掛けて山を登るだいてん








 ひとりで沢沿いを歩き始めて5分

  斜面の笹藪が上部に向けて不自然に揺れている。距離にして20b、揺れ方が大きく先行者だろうか?しかし車止めには私たちの車以外いなかったはずだ。

  裏声の大声で
「ホーーイ!!」

 と声を出すとその揺れは一旦無くなりその御仁は歩みを止め、またのっしのっしといった感じで斜面を登って行った。。

 やはりいつもこの山に来ると出会う森の熊さんだ。大きな岩陰までは目で追えたが距離にして約50b程、黒い背中を見送り二頭はいないだろうと悩んだ揚げ句に出陣。

 この判断が良かったのかはたまた偶然か、よさげなブナの倒木を見つけ近寄りながらニンマリ。

 ハサミとザルをザックから取り出し軸をチョキチョキ。

 ミゾレ混じりの雨が降り出した。


まだまだとばくち


まだまだとばくち
その2





 いつも実績のある倒木には何も出ていない為先に目をやるとこれまたビックリ。

 30b離れても見える程のナメコの群生に出くわした。足早に近寄ると一人で採るには大変であるがこれを採らないでは何をしに来たかわからない。非常に地味ではあるが一人倒木の前にしゃがみ込みまたもやハサミとザルでプリプリのナメコを採取する。

 計算外の倒木に約30分も掛けてしまった為、待ち合わせまであと1時間しかない。


これだけあると一人では大変
倒木の裏側にも沢山

誰か手伝いに来てくれ〜






 目的の行程半分も進めずどうしようかなどと思いながら腰を上げると10b程先に鈴なりの倒木が見える。

 俗に言う
大当たりである。

 先ほどとは違い余裕綽々で鈴なりに近づくと、早く済ませて下山の気持ちとこの先行ったらどうなるかの好奇心が入り混じる。


 

鈴なりの一本


ツヤツヤの上物です







 ミゾレが強く降り風も出てきた。

 先への好奇心を抑え待ち合わせ場所へ向かい駆け下りる。

 程なく上田さん・だいてんが降りて来たが成果は芳しくないようであった為、私のナメコを分けようと決め昼飯タイム。

 合羽を着ても寒くザックからウインドブレーカーを着こみ鍋に湯を沸かしカップラーメンをすする。



 「上田さん、早く下山して温泉入りませんか?」

大した成果の無い上田さんに恐る恐る話しかけると

  「当たり前だ!ばかやろー!」

褒められて伸びるはずの私であるが怒られて一安心。このまま採り続けたいと云われるのか内心ヒヤヒヤであった。





立ったままラーメン

余ったお湯で暖を取ります






 夜はシカの啼き声を聞きながら3人で毎度のキノコすき焼きを満喫し、寒い寒いの大宴会。

 上田さんは早々にシュラフへもぐり込みだいてんと2人で思い思いの話題で時を過す。

 今年紅白初出場となった竹原ピストルをだいてんが歌うも
   「ようそこのわけえのぉ〜〜♪ふんふんふんふーんふん♪」
と好きだと言いながら歌えないだいてんは相変わらず面白い。

 焼酎を飲み過ぎて良く覚えていないが若いころ良く聞いたへヴィメタルで盛り上がったのは確かなようだ。



寒い夜も宴会が始まれば笑顔笑顔


     
  すき焼きうどんで酒が進む

焼酎呑み過ぎて画像忘れました
スミマセン 
 


 




 明け方寒くて目を覚ますと一晩中降りそぼった雨は山々の頂を白化粧させ秋の終わりとともに冬がすぐそこまで来ているんだと実感する次第である。

 寒かったが非常に楽しい山遊びであった。上田さん、だいてん(本名神山大典)君大変お世話になりました。



 来年こそは頑張って私のようにナメコが沢山採れるといいですね(軽く上から目線の私)



 ではではこれでキノコレポートを終わりにします。




  



 


(ほんぐう かずひこ)
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