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Fishing>2018釣行記 テン名人VSエサ名人[野川支流ヌルマタ沢] |
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テン名人VSエサ名人
[野川支流ヌルマタ沢] |
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[報告者]林出政治
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釣行日:2018/6/16〜17
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メンバー:齊藤敦(リーダー・カメラマン)
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寺尾一木(調理・ナビゲーター)
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林出政治(運転代行・レポーター)
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1時頃の「頃」が気になっていたが、やはり、いつもなら齊藤家の居間の灯りがついているのに真っ暗である。
一服つけながら、齊藤氏の携帯を20回程鳴らすが、反応なし。
次は、寺尾氏の携帯を鳴らすと10回程で反応あり。
昨夜はだいぶ盛り上がったようである。
予定の時刻を30分ほど遅れて出発。
いいで道の駅からの道順に不安があったが、寺尾氏が眠い目を擦りながら携帯のナビを起動してくれた為、無事木地山ダムの道に入ることが出来た。菅野ダムを過ぎ、快適なセンターラインのある道路が曲がりくねった狭くなった道をしばらく走ると、10年ほど前の出来事を思い出した。
大桶沢に根本氏、齊藤氏の3人で入った時のことである。齋藤氏が買って間もなくガーミンを使いたくてしょうがなかった。釣果も上がらなかった帰り道を遠回りの山越えルートを帰ろうということになった。何回も道を探しながら、
やっとのことで車道に出ることが出ることが出来た。空が急に真っ暗くなり、今にも降り出しそうである。足を速めるも、車の50m程前で大粒の雨が降り出し、
「バケツで水をまいたような雨」とはこのことだろうか。あっという間にびしょ濡れ、大急ぎで車に飛び込み走らせた。木地山ダムサイトを越え、あの狭い曲がりくねった道には、幼児の頭大の石を混ぜ、石ころが散乱し、側溝からは水が溢れる中、高速ワイパーの効果がないゲリラ豪雨、必死の思いでジムニーを走らせ無事脱出できたことを。
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身支度を整え、いざ出発!!
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15分と歩かないうちに竿を出す齊藤氏
三つ目のポイントであがったイワナ
うー、小型過ぎる!
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まだ朝飯も食っていないが、とりあえず乾杯!
まいうー!!!!
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今日のテンバ決定!
いざ、釣り上がらん。
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自称「テンバキーパー」寺尾氏 変〜〜身!! やる気満々。
寺尾氏いわく「齊藤氏が釣り名人なら、ぼくはテンカラ名人」
「じゃ、私はワーム名人を名のろう」
などとのたまいながら、遡行する。
エサ名人が支流に入った際に、テン名人とワーム名人は本流の乗っ取りに掛かる。すると、絶好の壺。
水深、水底、流れ、大石の配置何を取っても文句なし。
ワーム名人が
「テン名人、絶好の場所、どうぞ。」
と勧めるが
「竿を出して下さいよ。」
と返される。
「いや、テン名人の出番ですよ。」
こんなやり取りが2、3度続き、しぶしぶそれまで竿ケースに入ったままだった竿を出す羽目になった。
しぶしぶというのは、まったく釣る気がなかったからである。ここまで魚影が薄く、走るイワナも小型。イワナを痛い目に合わすより初夏の渓流歩きに徹した方が楽しいからである。(蛇足ながらイワナには痛点がなく痛いという感覚が無いそうである。ただ、ショックは感じるそうだ)
ワーム名人が出した竿には例のワームではなく、前回秘密の沢で出したブナ虫毛ばりがついている。しかもちょんちょん釣りの。
岩陰から中央の流れ、岩のぶつかり、左岸のエゴを一通り流すが全く反応なし。
「や〜めた」
と竿をたたみ、ケースの中に入れているところへ、エサ名人が追いつき、その後エサ名人の独壇場になる。といっても、竿を出すだけで全く反応がない。
登山道との出合い付近からは、平場げ続き期待薄になり
「もう、戻ろう。」
と何度もテン名人が云うが、口先だけで全く戻ろうとしない。二つも雪渓を越えてやっと諦めがついたようである。でも、おかげで貴重なウルイ、フキが手に入ったので文句を言うつもりはない。
テン名人とエサ名人の結果ですか?
今回はテン名人の勝ちとします。なお、ワーム名人は試合放棄。
そのわけは、ワーム名人が確認したのはテン名人、エサ名人共に1匹ですが、最初から最後まで竿を放さなかったエサ名人に比べ初めの数度だけ竿を振っただけだから。時速(匹/h)が多かったテン名人。
また、その貴重な1匹も毛ばりに気づいて斑点して逃げようとするイワナの尾びれの付け根に針を掛けるという超高度なテクニックを披露したテン名人に分があると見たからです。
エサ名人はウルイを、テン名人はフキを、ワーム名人はウドを抱えてテンバに戻りました。
あとは皆さんが想像する通りです。ただ、みなさんの想像外は、テン名人がタープの下で寝た事だけでしょう。
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翌朝エサ名人いわく
「昨夜、放尿に起きた時、目の前の流れにイワナがいた」
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帰路、沢から離れる時、エサ名人、テン名人、ワーム名人、3名人の誓い。
「もー、この沢には来ね〜〜!!!!!!!!!!」
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(はやしで まさはる)
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