Fishing2020釣行記 水トレ改め沢宴会
水トレ改め沢宴会
 
  
[報告者]鈴木琢也 

 メンバー:本宮和彦、鈴木啓之、矢萩武彦
 板坂拓、白井純一、大貫和之、鈴木琢也
 
 
 
 



初日0日目) 

19:35 都内を出発し、高速をひた走る。どこだここ状態で、途中暗闇のヘアピンカーブを曲がり、真っ暗なトンネルをひた走ること数時間

23:15 グーグルマップが指している「あずま屋」に到着。

「あずま屋集合ってどういうことだ」さらに、あずま屋は、なんだか怪しげな光を放っている

車を降り、雨降りしきる中、怪しげな光を放つ「あずま屋」に向かう。

「こ、こんばんは」



初参加の私こと鈴木です。
皆さんの勢いに少々戸惑っております。



     
  矢萩さんも楽しそう


 
 




----------------この日の2週間前---------------------

ある休日、近所のワイルドワンで渓流のバイブルと勧められた本を買った。
    『源流テンカラ釣りの知恵(渓の翁、瀬畑雄三の遺言)』

テンカラ釣りを始めたばかりの私は、そのスマートなスタイルにひたすらうなずきながら、バイブルを読み進めた。
瀬畑翁に会っておきたかったと思いながら。

瀬畑翁の釣り方を見てみたいと思い、動画を検索する。なんだか色々出てくる。ん?遺言って??
そう、瀬畑翁はご健在であった。SNSで発見したので、メッセージを送付したところ、翌日にはとても丁寧なメッセージをくださった。感激のあまりスクショ。

という経緯で、宇都宮渓遊会にメールして申込をしました。

HP担当の本宮氏より、渓遊回に入会するためには、水トレと岩トレが必須とのこと。来週には水トレありますという連絡をいただき、二つ返事(メール)で申込。

水トレと書いてあったため、モンベルでサワークライムパック40を購入。ちょっと大きすぎたかなと思いながら、渓遊会のSNSグループに投稿したところ、「小さすぎるのでは?」とのアドバイス。「???」となりながら、まさかこの1週間後に80L クラスのザックを追加購入するなど、このときは全く気づかない素人の私であった。

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「こんばんは。
OOです」「△△です」「◇◇です」と次々と雨の中のあずま屋で自己紹介が始まる。

とりあえず乾杯し、おつまみをいただく。山に刺身を持ってきて食べているベテランっぽい方(後に重鎮であると知る)に驚きつつ、持参したペットボトルワインを飲む。

少し前に入られたO貫さんが、貢物としてビールをケースで持参されていた。小さなボトルしか持ってきていない自分の小ささを感じる。




板坂さんはいつもニコニコしています





2日目

0:15「明かりを消せ!」突然本宮リーダーからの檄が飛ぶ。

何か車が近づいてくる。みんな明かりを消して黙って下を向く。車からすごい光量のサーチライトが浴びせられ、一気に脱走犯コントが脳裏をかけめぐる。
しばらくして、ものすごく元気な人が近づいてきた。みんな下をむく。

そう、この方こそ、白さんである。人の後ろからルアーを投げるという伝説の方であった。まさかこの翌日に、本当の水トレを白井さんから受けることになるとは知る由もなかった。

この後色々飲んでいたが、緊張していたせいか、ほとんど記憶がない。以下、覚えていることやきいたことです。

3:00 あずま屋の前夜祭がお開きになる。

4:00 居残った新入部員2名(私含む)と白井さんとの飲み会終了

4:10 白井さんリバース・・・




結構寒い車中泊

6:30       雨音と寒さで目覚める

車の外部気温は16度となっているが、けっこう寒い。雨もふっているため、車でトイレを探しにいったん下る。途中
なぜか足湯を発見して天国の足だけ入浴し、トイレを借りてもどる。

7:30       あずま屋で各々のメンバーが朝ごはんを食べ始める。鈴木さんの山知識に感激。矢萩さんに味噌汁をいただき、感激。大貫さんにお湯をいただき感激。板さんの気遣いに感激。と感激の連続を味わっているところに、具合
悪そうな白井さんがフラフラと近寄ってくる。「だ、大丈夫なのか。。。」「また、今年もかよ。。」「そうなんですよ。。。」。。。

な、なるほど。飲み方が若くて新鮮。。。

9:00 (記憶あいまい)本宮リーダーが起きてこられて、撤収作業を開始。みなさまてきぱきと作業されていて流石!片づけ方がわからず、ゴミを集める。

車で少し移動して、駐車する。雨はそれほどでもなさそうである。
ザックに「共同持ち物」を詰めて、準備をする。
板さんのザックの大きさに驚く。

大貫さんが箱!で持ってこられた献上ビールを6缶ずつ分担してザックにつめ、分担食料をソフトクーラーボックスに詰めた。

今日は、徒歩15分で着く!?とのことなので、買ったばかりのモンベルの沢タビとカモシカのオリジナルゲーターを
はく。テント場用にビーチサンダルをザックにくくりつける。

歩き始めて5分以内に、本宮リーダーがグループから離れて原っぱに入っていく。白井先輩も入っていく。
私もつられて入っていく。。。

「お、ワラビ!」白井さんの声に、いきなり山菜狩が始まったことにおどろく。

真似をしてひたすらワラビを狩る。


突然ワラビ採りを始めた本宮リーダー




ひととおり狩り終わったところで、何事もなかったように林道にもどるが、グループはいない。そして気にしない。
途中、分かれ道があって、口笛で合図するも、特に反応がないので気にせずすすむ。

気にせず進むとなぜかみなさんと合流。
沢沿いの林道を歩いて行って行き止まりになる。 が、行き止まりの先の草原にみなさん突っ込んでいかれた。


草の中を少し進むと沢が近くなった。くるぶしほどの浅い沢をわたって、なんともう到着!
ザックを降ろして最初にやることは、ビール冷やし!さすがです。




どれだけの量なのかすら分かりません


ブルーシートの今宵宿



雨にそなえてタープを貼る。タープといってもブルーシート。ここは瀬畑翁の本にも登場しているので、驚くよりも実物をみてちょっと感動!本当にビニール紐とタープだけを木にくくりつけて設営。

焚き火用の薪を拾いつつ、雨焚き火対策として、ベテランの鈴木さん中心に焚き火用のブルーシートがテントのように張られていく。なんだか、人間よりも焚き火のテントが立派!鈴木さんの技すごい!

薪といっても、濡れている落ちている木である。これってずっと不完全燃焼するんじゃないかと心が不完全燃焼し始めるが、あこがれの雨の焚き火ができると思うと少しわくわくする。
 

本宮リーダー:「あがってから飯くうか」。みなさん納得されていたが、私は意味がわからず後できくことにして荷物
整理。そこらじゅうでビール「プシュ!」。沢でこんなにビールがあるなんて天国。






     
  早速の乾杯です。 

 




 

どうやら釣り上がりながら昼食にするらしい。「釣りするのか!?」とテンカラ持ってきたのに釣りすることをすっかり忘れている私。急いで準備する(といってもテンカラだから、竿と毛バリと糸だけ)。
みなさん、一部の荷物だけもって出発。先月渓流始めて、3回くらいしか釣りに行っていない自分がいきなり川のぼり釣行をさせていただけるなんて奇跡。渓遊会のみなさんありがとうございます。

後ろから遠慮がちについていくと、前方で釣る先輩が、「ここで釣ってみて」と読んでくれた。うれしい反面、ベテランのみなさんが見ている中で竿を振る。枝にひっかかる。。。

いままで広い川でしか竿を振ったことないため、そこらじゅうに竿や糸がひっかかる。3.3mの短めの竿なのに引っかかる。これでは釣る時間より外している時間が長くなりそうだ。歩くときも、竿を長いままにするのか、短くして歩くかをとても迷った。


渓相はよいのですが・・・

こんなに渓相はよいのですが・・・・


 



みなさんが釣っている間は、後ろで竿を振る練習をしていると、先輩が「ここなら竿振りやすいし、いるよ」と教えてくれて涙が出そうになる。

途中、小さい滝のようなところがあったりと、のぼっているだけで本当に楽しい。 ある程度までのぼった川原で、ランチタイムとなった。

ランチタイムはサッポロ一番味噌ラーメン!

 とりあえず、「プシュ!」

先輩方が大き目のコッヘ3つに沢水をくみ、お湯沸かして麺を2つずつ入れて、ネギを切り、。。。本当にみなさんスムーズ。私もお手伝いせねばいけないとこだが、見とれてしまう。最後に卵を割り入れて完成。

「いただきます!」
(ああ、おいしい)

ただでさえ美味しいサッポロ一番が何倍もおいしい。美味しすぎて最後に残ったスープもいただいてしまった。
 
おなかいっぱいになったので、片づけて、沢をくだり始める。何度か白井さんのルアーに反応あるも釣果ゼロ。
小さい滝でもくだるときは、足場がわからず苦労した。帰りは少し余裕ができたので、色々を教わりながら降りてきた。後で知ったが、本宮リーダーはくだり中にいつの間にかフキをゲットしていた!

テント場にもどると、「宴会するか」のリーダー合図で宴会開始。焚き火を起こすが、濡れている薪のため、なかなかつかず、一度鎮火。。もう一度火を起こすが、なかなか点かないので、交代で仰いだり吹いたりを繰り返す。




 
 
昼はラーメンで腹ごしらえ






これがうわさのニンニクカレー

最初の儀式としては、乾杯の後に、ニンニクが1玉ずつ配られる。

すごいツマミだと思ったが、どうやら飲みながら皮を剥くらしい。

しばらくカニを食べてる家族かのごとく、ビール片手に黙ってニンニクを剥く。

(こ、これが噂のニンニクカレーの仕込みか!)

ニンニクが剥き終わると、みなさん思い思いのツマミおよび食材を出し始める。

すごく高級そうな矢萩さんのサラミ、鈴木さんの油揚げを焼いたの、板さんのこだわり手作りから揚げ、リーダーの採れたてフキキンピラ、白井先輩のニシンの山椒漬….

ニンニクカレーが出来上がったようで、いただく!おお、すごい!こんなのはじめて!の美味しさ

たらふくお酒飲んで、こんな美味しいニンニクたっぷりカレー食べちゃって大丈夫だろうか。





     
  ニンニクの量が・・・
えっ???


 
     
  皆さん黙々とニンニクの皮むきに集中


 
 
     
  そして出来上がりは旨し!!
画像の前につい食べてしまいました


 
 



世界で一番大事じゃないかと思ったグッズ

この後、おそらく9時頃、どこかのタイミングで眠くなってしまい。シュラフにくるまった。シュラフカバーの中にシュラフを入れて、オープンなタープで横になる初めての体験!そして、この後、あんなことになるなんて想像していなかった

横になっているのだが、地面に体温がどんどん奪われていく…..なんだこれは?……シュラフカバーで防水もできているはずなのに

 周りではアカペラカラオケ大会が始まっている模様で、すごい美声が聞こえてくる。なんだこの感じは。。。それにしても寒い

雨は降っているが、ブルーシートタープがしっかり守ってくれているようだ。しかし寒い、でも寝る。。しかし寒い頑張って寝る




3日目

とうとう起きたのが1:00頃。震えながら起きると、わきにはテキーラらしきボトルを構えた先輩が教えてくれた。寒い原因はスリーピングマットを敷いていないことだった。スリーピングマットを軽視していた私はその大切さを体感した。ザックを探ると背面パットがあったので、それを敷いてみた。「あ、天国」….

起きた私に先輩お二人はテキーラらしきボトルを新入会員歓迎会と称して振舞ってくれた。普段なら丁重にお断りするくらいお二人は出来上がっていらっしゃるが、寝起きだったので元気だった。ショットグラスまで持参されているS先輩に敬意を表して飲み干させていただいた。白井さんは歌いすぎなのか、のどが焼けるとおっしゃっていた。

矢萩さん大貫さん(ちょっと違いの同期)の4人でテキーラらしきボトルを楽しんだ。

あまり覚えていないが2時頃就寝。


 
     
   鈴木さんは焚火の前ですでに始まっています


 
   
  リーダーも明るいうちから始まっています


 
     
   今年入会の大貫さん
同期です


 
   
 


 
     
  上機嫌のリーダー


 
     
   白井さんと矢萩さんと遅くまで語らいました


 
     
   矢萩さんの熱唱


 
     
   

 
   


朝、目覚めるとすでに火起こしが始まっていた。もう釣りをされてかえって来られたとのこと。消えていた焚き火を一瞬で起こすみなさまの技術に感動した。

 

朝ごはんは、炊き立てごはん、カレー、ソーセージ、焼きそば、魚肉ソーセージいため、タマネギサラダとこれまた豪華なラインナップ!

 
     
     
   

朝食後は撤収作業。みなさんすばらしい手際で片づけていく。撤収作業終了後に集合写真。S先輩のリモートコントロールカメラで写真を撮って終了。
あとは、パッキングした荷物を持って帰路へ。

「あ!灰汁に漬けておいたワラビ食べてない!」
ってことで、白井さんのお土産に。

帰りはザック+ゴミ袋をぶら下げて帰路へ。それにしてもすごい量の缶だ。。。


 


 



帰路も
15分程度なので、すぐに駐車場に到着。到着後、各々着替えて解散となった

解散後は、山を下りたところで温泉に入り(Y先輩に遭遇)、鴨そばをいただいてから帰った。美味しかった!

 

 



     
 


 
 


 


(すずき たくや)
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