Fishing2021釣行記 まだ見ぬ楽園を求め大滝を超えていけ!
まだ見ぬ楽園を求め大滝を超えていけ!
     
 
  
[報告者] 坂井希
 メンバー:本宮和彦、平江誠、矢萩武彦
 大貫和之、坂井希
 
 



新型コロナウイルスが猛威を振るう中ではあるものの、検温やアルコール消毒など対策を万全に取り、釣行決行となった。

当初は瀬畑さん縁の地である杉川の予定であったが新潟は悪天候の予報だったため急遽目的地を変更し、平江さんと本宮さんが替わりの目的地を提案してくださった。



前日23
今回の目的沢近くの道の駅に集合し前夜祭。

明日入る沢の話になるが実は誰も言ったことが無いという。
「ネットで調べた情報によると」
「昔はよく雑誌で名前が挙がっていた」
「滝だか堰堤があるらしい」
など断片的な情報は出てくるのだが、果たしてどんな沢なのか・・・と夢想しながら就寝。


1日目7時
晴れ
少しのんびりめに起き、地図上で目星を付けていた場所からいざ入渓!


 
こんなの聞いてねーぞ−−−!!




しばらくは両岸葦に覆われバックウォーターのような平坦な渓相が続き、魚影も見当たらない。

一同「釣りになる川なのだろうか・・・」とは思いつつも誰も来たことが無い沢なので黙々と進むとやっと渓流らしい景色になってきた。

これなら釣りになりそうだね!なーんて喜ぶことも束の間、ヘツリと泳ぎのバーゲンセール状態に!!





非常に非常に
穏やかな・・・



せせらぎ遡行の最中ワンショット



     
 

荷物を背負ったまま泳ぎ切るのが難しい箇所はロープを出して突破!
このチームで乗り越えていく感じが堪らなく楽しい!


 
 
     
 

 
 
     
  小休止は麦泡水と共に 


 
     
  真夏の源流

 
 




そうこうしているうちに大きな飛沫が見えてきた。

ゴウゴウと音を立てて凄まじい水量の水が流れ落ちる滝を平江さんのトップで乗り越えると(大貫さんのサンダルが片方流されるというハプニングもあった)見えてきたのは・・・


 

滝だ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

なんと大きな滝が2段になっていたのだ。

この滝より下流にはテン場になりそうな河原もないので、またも平江さんのトップでロープを使いながらヒーヒーと左岸を巻いて登る。

滝を登りきった我々を待ってくれていたのは広々として平らな絶好のテン場だった。


なんと粋な演出をしてくれる沢だろうか。




 

滝だ!!!
(堰堤じゃなくてよかった笑)

 

 
     
虹の掛かる流れ


     
  渦巻く白泡

 
 
   




1日目15
まずは乾杯!お疲れさまでした!


タープ設営と薪拾いを終え、食料調達隊の任を与えられた私は単身上流へ。この日はルアーが絶好調で約束した3匹を無事釣ることが出来た。


 

一番の大物は33cmのきれいなイワナでした。


     
 

捌いてくださった矢萩さんと
「このイワナは私が釣りました」
と猛烈アピールする私の図

 
 


大貫さんと矢作さんが担ぎ上げてくださったステーキとラム肉がたっぷり。先程のイワナは刺し身と蒲焼きになった。

メインは山盛りのペペロンチーノ。

アルコールも摂取し心地よい睡魔が襲ってきたので私は12時頃に床についた。

(皆さんは2時くらいまで飲んでいたらしい。タフですね!)




牛ステーキ・ラムステーキ・イワナの刺身









2日目6
曇り
まずはコーヒー(ウィスキーin)で一日が始まる。

そしてこのあとの朝食で大事件!

雑炊を作っていた本宮さんが訝しげな顔をしながら

「なんか物凄く不味いんだけど味見して?」

と言い出したのである。

各々味見するのだが、確かに不味い(笑)平江さんは口に含んだ瞬間に思わず吐き出す始末。
そこで誰かが言った

「水と間違えて焼酎を入れたのでは?」

アタリだった。

水と全く同じ容器に矢萩さんが持ってきた焼酎が入っていたので気づかずに間違えてそれもナミナミと入れてしまったのであった。


一同の大爆笑が渓に響き渡った。


教訓:水と同じ容器に焼酎を入れるのは絶対にやめましょう(笑)





     
  朝はコーヒーから

 
 




その後は待望の釣りタイムである。


  
     
  開けた渓相をルアーで攻める矢萩さん


 
 
     
  両岸は険しい山容


 
 
     
  竿をふる平江さん

 
 
     
 


 
 
     
 

バラしてしまって悔しそうな大貫さん
この日のコンディションはテンカラには少し厳しいようだった

 
 
     
 

「シングルフック難しい!」
と言いつつもしっかりと良型を釣り上げる矢萩さん。

 
 
     
  私のルアーにも良型が
ん?なんか変だぞ


 
 
     
 


 
 

矢萩さんが釣ったプールの手前で雨も少し強くなってきたので早めのお昼。

お昼は私がリクエストしたイワナ寿司とミズが入ったラーメン。



念願の絶品イワナ寿司


切れ味抜群
山本カスタムナイフ



     
  小雨に濡れる源流部


 
 


 

初めて食べたイワナ寿司はイワナの甘さと鮨飯がベストマッチでめちゃウマだった。

この時イワナを裁くのに本宮さんと矢萩さんが使っていた「山本カスタムナイフ」の魅力を力説された私はこの場で購入を決意したのであった。




昼食後に雨が強くなってきたので早々にテン場に戻り宴会がスタート!

乾き物から始まり暗くなる頃には定番のニンニクカレーやギョニソと卵の炒めもの、朝のうちにアク抜きしておいたわらびなど今日も山奥とは思えない豪華なメニューが次々と出てくる。











  

そしてどこからともなく特製流木マイクが出てきて宴会はカラオケ大会へ。

初の本格源流釣行の私は

「これが源流か。これが渓遊会か・・・!」

と噛みしめるように楽しんだ。



時間を忘れて熱唱


  




3日目6
晴れ
目を覚ますと昨日より大分水位も下がっていてホッとする。


今日もしっかりと朝ごはんを取りテン場で記念撮影をして出発。


ありがとう、また絶対に来るぞ!!

栄養満点

     
  全員で記念撮影

 
 

帰りは滝を懸垂下降で躱し、順調に下っていたが、途中の流れ込みに飛び込んだ際に私はメガネの右レンズを紛失してしまい、そこから裸眼での行動を余儀なくされてしまった。

そんなこんなでどうにか13時頃無事に入渓点に到着し解散となった。

平衡感覚や遠近感が狂い想像以上に消耗してしまい、皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまった。(次からはスポーツメガネと保険用のコンタクトを持ってくることを心に誓った。)


メガネ着用の釣り師の皆さんも水に飛び込む際はご用心を!



 


   


 
 



私は現在31歳独身なのだが、

「こんな山遊びの楽しさを知ってしまったら結婚どころではなくなるのでは!??」

と心配になってしまうほど自分の知らない世界の扉が確実に開かれた最高の釣行となった。


ご一緒いただいたリーダーの本宮さん、平江さん、大貫さん、矢萩さん大変お世話になりました!



 
 
真夏の思い出

また来ます!!





 


(さかい のぞむ)
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