Fishing2022釣行 今シーズン初めの源流宴会釣行 朝日連峰某沢にて
今シーズン初めの源流宴会釣行
朝日連邦某沢にて

     
 
[報告者]坂井希 
釣行日:2022/4/30〜5/2
 メンバー:寺尾一木、齊藤敦、平江誠、小鷹哲
 渡部信雄、林出政治、後藤正春
 本宮和彦、坂井希
 
 
 

この釣行が開催されたのは豪雪の影響もあり、寒さが残る4月末。明日は早立ちと言うのに久し振りに介したメンバー、懐かしさも手伝い、ずっと降り続いている雨にも関わらず、いつもの盛大な前夜祭。

さすがにこれ以上はと言う頃合いで仮眠し、尿意をもよおし、目が覚めると雨も上がり、一同元気よく出発!

それぞれに3日間の大宴会に備え、酒とつまみは切らしてなるものかとぱんぱんに膨れたザックでまずは入渓点まで。ここからは多少のアップダウンはあるものの沢伝いに付いた道を拾いながら予定では3時間で
「宇都宮渓游会ご一行様」
ののぼり旗がある(そんなわけありません)大宴会場へ。

原生林の芽吹きと残雪のコントラストを愛でながら歩いていると「ドドーン!」とどこかで残雪が崩れる音と微かな振動。












 

テン場までの道のりでは眼下に雪解けで増水し溢れんばかりの川が、落ちたらお命頂戴しますよとすきを狙っている。そして多くの雪渓&雪渓&雪渓。そしてスノーブリッジ!迫力満点である。休憩中の林出さんは至福の表情で、元気もりもりの様子は後藤さん。歳はとっても若造には負けねーぞー。と










 

残雪の残る道をエンヤコラと進み辿り着いたテン場にも雪が残っていたが、鼻先に冷えたビールを、のウマニンジン作戦が功を奏したか、見事な連携プレイであっという間に立派なホームが完成!

まずは乾杯じゃ!!

今日からの楽しい3日間を祝し、濃い酒へと進む人、焚火を囲み他愛のない話で盛り上がる人、に誰にも会うことのない大自然の中、時はゆっくりと流れ、それぞれが今を楽しんでいる。

小鷹会長は待ちきれずにサンダル履きで目の前の流れから、1匹目を釣り上げる。さすが、前会長。水温も低く、
活性の低い中で初岩魚を釣り上げて満面の笑み!

齊藤新会長も負けじと良型をキャッチ!

ちなみに私のルアーには一切の反応なし!無念!

 
 







この日の宴会はテン場前の日当たりの良い段丘で芽吹いたコゴミのチーズ焼きから始まった。続いてテン場周辺至る所に無数にある、食べ頃のフキノトウ。平江さんが絶品のばっけ味噌に!春の味覚が続き、お酒が一層進む。

 











お尻を炙る平江さんとハマナベさん「おお〜寒ぃ寒ぃ」隈研吾氏が設計したという噂もささやかれるブルーシートハウスに会場を移し、カラオケ完備の二次会場へ。

齊藤さんが持ってきたマイクと歌詞カード(!)でのど自慢大会も同時開催決定
 

飲む、食べる、そして歌う! 齊藤さん作詞の「宇渓会山バカ酒飲み音頭」も大合唱!「あんたたち、いったい何しに来ているの?」こうしてバカ者たちの夜はふけていく・・・。
















 

明けて今日は朝から怪しい空模様。待ちに待った釣りがメインの日だと言うのに…。

私が起き出した頃、皆さんは既にコーヒーやコーヒーに魔法の液体をブレンドしたものを飲みながら、夕べの痛飲談議で盛り上がっている。私も仲間に入れてもらい、気持ち良い冷と一緒に味わい、アイドリング完了。しかし、度が過ぎた天気祭りが、山神様を怒らせたか悪い予見は的中し、程なくして雨が降り出した。

釣り?釣りがだめなら大人しく寝てようか、などと考える先輩方であるはずがない雨の日には雨の日の山の楽しみ方がある、とばかりにまずはハウスの中で源流名物ニンニクカレーの下ごしらえ。

 

そして天ぷら職人平江さんが、齊藤さんが用意してくださったコシアブラを揚げる。さすがに名人、サクサク熱々で進む進む!
















早朝からの天気祭りの甲斐あってか午後には雨も収まり、私は少し釣りにいかせてもらったが、反応は渋くスレががりでどうにか1匹キャッチ。(写真は無し!)

釣りから戻るとテン場キーパーの先輩たちはいまだに盛況な宴会中で「先輩たちどれだけ飲んでいるの?」。

停滞で行動食にならなかったギョニソと倒木に出ていたエノキを炒めてくれたのは本宮さん。

初春にキノコが食えるとは感激。甘辛く味付けされたエノキは独特のトロミがあって大変美味しゅうございました。

 




 



そしてこの日もイイ顔をした面子の歌声と叫び声が、山に響き渡っていました。

入山前に「あそこは熊の巣だから気を付けろ」と地元の方に忠告されていたが、こんな連中のところにのこのこ出てくるような熊などいるのかと思う程。




最終日は快晴。残念、昨日にずれてくれれば。

3日間お世話になったテン場を片付け、すっかり軽くなったザックで来た道を戻る。新緑の山中に咲き始めた山桜は来た時より、桜色が増したよう。あと1週間もしたらブナの芽吹きも最高潮だろう。

 

 



 


(さかい のぞむ)
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