Fishing2022釣行記 新潟県朝日某沢 〜停滞とな何ぞ?〜
新潟県朝日某沢
〜停滞とは何ぞ?〜

     
 
[報告者]五百川和也 
釣行日:2022/9/17〜19
 メンバー:小鷹哲、齊藤敦、石綱覚
 重川英喜、坂井希、五百川和也
 
 
 

2週連続の投稿。知り合いに読まれたら、遊びすぎていることがバレてしまうなあ。と思いつつも執筆。

釣行で残ったウィスキーと山で見つけたキノコを肴にPCに向かう。


  (今度は重川さんが飲んでいたバーボンを買って飲もうかなー。)


【マスタケ:由来は鱒の身に似た色から】



酒を飲みながら、楽しい釣行を思い返す。

さてさて今回の釣行は、台風迫る9月中旬。3連休を使い1週間ぶりの源流泊!天気予報を見ると2日目は完全に雨!停滞が余儀なくされていた。

1日目 晴れ






 



今回の沢は、8月に災害級の大雨に襲われていた。登山開始直後から大崩落が現れる。

 
 
途中のルートも崩落で崩れ、巻きのルートを通る


前夜祭をたっぷり愉しんだ重川さん。
「半分来たあ??」が口癖(笑)

「半分来ました!」と聞かれる度に返す私。

先週に引き続いての乗越。

今回はしっかりとした路があり歩きやすい。


     







難所はないが、食材をたっぷりと搭載したザックが体力を奪う。

「これ共同食材ね〜」と齊藤さんが車から降ろした量がはんぱない。(しかし、これが2泊3日の最高のご馳走に変わるのだから喜んで運びますとも!)


下降時の沢も崩落で様変わり。大小至る所に浮石があり非常に危険だった。




【地層が真横になっている。龍の背を歩いているようだ。】



   

お目当ての渓に到着!がしかし、渓相の変化に小鷹さんが立ち尽くしてしまった・・・


 



   



お昼をちょっと過ぎたころにテンバ到着。

このテンバも、前はタープ下に座って釣りができたり、水汲み場もすぐ近くだったりと極上テンバだったと聞く。

「おれの釣り堀が埋まっちまってるよ。」と小鷹さんが嘆く。


大雨で荒れたテンバを整地し、遅めの昼食。斎藤さんはお決まりの大きなお弁当を食べる。

午後より釣り開始。
 齋藤さんは支流へ。
 石綱さんはちょっぴり下流へ。
 坂井君と五百川は上流へ。
 小鷹さんと重川さんはテンバで一服。


齋藤さん

お見事な釣果でした。ザックにぶら下げたペットボトルに入ったイナゴ。水面を流して魚に喰わせる技術に脱帽です。福島の釣りキチ三平ここにあり。

(イナゴを捕まえる齋藤さんを想像してクスクスしていたのは秘密)


 

【テンバ前でもちょちょいと良型を釣っていました】


   

石綱さん

 重川さんの目撃情報によれば、手の上で跳ねるほどの活きのよい良型岩魚を釣り上げていたとか。

坂井君と五百川

 二人はルアーで、居れば落ちパクの反応良し。坂井君は尺越え岩魚を。五百川は尺くらい山女魚をゲット!その後釣れたのは、銀化した山女魚か!?否、釣れちゃ嫌いやのハヤももれなくゲット!


 












 


「胸まで浸かるところがあるから」と言われて来たが、土石流で埋まって大きな淵も小さくなってしまっていた。

 
 



   

短時間であったが、みな満足の釣果を上げることができた。

本当にいい川である。

長年愛してきた川の変貌を諸先輩方はどう感じたのだろう。
「もう5年、10年したら戻るか…。その頃には俺たちは来れないなあ。」なんて話も出る。


夜になり、雨が降り出す。予報では1時間当たり2〜3ミリの雨。ピークは5ミリとの情報。

ブルーシートの切れ目からは雨露が落ち、端から流れ落ちる雨水は石綱さんと坂井君を襲う。

雨は我々をどんよりさせたが、それ以上のご馳走で最高な幸福感を味わった。

 



【重川さん特製メンチカツ。外サク中ジュワ!!】




【今回も石綱さんのザックからは食材がザックザク】



【手前:岩魚だしの味噌汁、奥:ミョウガとミズ】



蚊よけ対策(やぶ蚊って蚊取り線香が切れた瞬間襲ってきますよね・・・)

毎回、やぶ蚊に苦しめられ、快適な睡眠を願う私は、ワークマンの「着る蚊帳」なる上着を持参していた。服全体が防虫加工されていてフード前面に蚊帳のようなメッシュがあり、チャックを頭上まで締めると完全防御態勢をとることができる。しかし、源流のやぶ蚊強しで、肌とメッシュが接している部分を貫通してきた。敗北である。

一方で、重川さんは、モンベルのシュラフ専用の蚊帳を持参。こちらの商品は、上半身をアーチ状の骨組みとメッシュで囲むものだ。顔と商品との空間もあり、圧迫感なく快適性もある。こちらは、やぶ蚊に対しては完全勝利だった。が、重川さんはカマドーマを内に入れ戯れ眠ったようだ。一度入っちゃったら仕方ないと思う心優しい性格なのだ。

2日目 予報通り雨

「停滞」これを宇渓会辞典で調べると「ゆっくりと酒を飲むこと。宴会」と出てくるだろう。

  美味しい料理、本当にご馳走様でした!





【掲載しきれない料理の品々のうちの一品】


 


風を読む男

停滞中、雨が上がった、また降ってきたと一喜一憂する若手に、
「この風は、また雨が来るなあ。」と的中させる。

「この焚火の煙がさぁ。上流から下流に向かって流れるときっと晴れるよ。」とぽつり。

上がる煙がその向きを変えたとき、陽の光がっ。

カッコよすぎますよ重川さん。現代の諸葛孔明ここに。

 

 

【おや?トトロかな?】




【あ!ダンディな齊藤さんだ?!】




2:00 釣り開始

上流 小鷹さん、坂井君
支流 重川さん、石綱さん
下流 五百川
テンバ 齋藤さん
上流 小鷹さん、坂井君

小鷹さん
 流石!1投目から大物ヒット!!昨日の滝まで。滝つぼで粘り勝ちの釣果。坂井君ルアーに対しては渋かった?

 昨日たくさん投げたからしょうがないね!


 




 




支流 重川さん、石綱さん

重川さん
 テンカラ開眼!一投目で、食べて欲しいところに打ったら一発でヒット!(石綱さんが取り込む)
 重川さん「釣った魚は岩魚ですか?山女魚ですか??」
 石綱さん「あ…」答えは石綱さんのみぞ知る〜(笑)

石綱さん
 支流は荒れもひどく、前日に齋藤さんが爆釣したこともあって貧果に。
 釣った後は別の魚が入るのだが、その余力が今の沢には無いようだと齋藤さん。

下流 五百川
 河原な渓相が多い。よい淵が飽きない間隔で続く。20〜30センチ(←こういう時はだいたい22センチ前後)のイワナ、山女魚、ハヤが良く釣れた。

 
 




 テンバ 齋藤さん
あれだけ人が通って、ルアーも投げた後にもかかわらず良型をゲット。小鷹さんが取り逃がした岩魚かな?

すし職人
「おれが江戸前を握ってやるよ」と、男気がカッコいい。すしのこからわさびまで準備して来てくださった。
手つきも板についてる。

「岩魚寿司と山女魚寿司の食べ比べ完成。さあ召し上がれ!」

ツーン?ゴホッ?ゲホッ?大量わさび入りのバクダン混じるはご愛嬌。

そんな時は、口から吸って鼻から吐くー(重川さん物知り♪


 


【爆弾入り岩魚寿司おまちどうさん】



【岩魚のヅケ】



【源流グランピング。木の枝に吊るしたライトがおしゃれ】










3日目 快晴

最高にすがすがしい朝を迎える。やっぱり天気がいいと気持ちがいい!それと同時に、川を去るのが名残惜しくなる時間でもある。がっつりと朝食をとって下山
 




 



帰りは、大量の食糧を消費したため?予定よりも1時間早く到着!


今回もさいっっっこうの源流泊をありがとうございました!!!!

 
 



 


(いもがわ かずや)
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