Fishing2024釣行記 男どアホウキノコ旅
男どアホウキノコ旅
     
 
[報告者]本宮和彦 
 メンバー:1号(根本宏)、2号(本宮和彦)
 
 
 さて、今年は今までにないほどの会行事不参加が続きこのままシーズン終了かと意気消沈し始めているところに1号からキノコはどうだ?との連絡が入る。

昨年来の約束でもあり日程を調整し1年ぶりのどアホウ旅と相成り行先を決め当日を心待ちにする数日が何とも楽しい。

1号 : 今年も同じコースにするのかい?
2号 : いや、今年はウハウハスペシャルコースを見つけたから20kgはもらったようなもんだ!
1号 : マジか???楽しみだなぁぁ!!!

当日早朝こんなことを思い出しながら登る斜面は振り返ると落ちたらお陀仏のような急斜面。
昨夜からの低気圧通過ですでに周囲は一面の銀世界にウハウハスペシャルコースを満喫しすぎな1号と2号である。
標高差400bの山越え
雪に阻まれ中々進まない

このあと想定外の岩場に苦戦を強いられる



 途中どう見ても越えられそうもない岩場が出てきてかなりのトラバースでやり過ごし帰りが思いやられるがあと150b登れば稜線にたどり着くはず。

息も絶え絶え雪をかき分け目指すは直下に広がる沢筋のナメコ達。


朝日に照らされる2号

風雪に鍛えられたブナ

     
  稜線上の倒木には冷凍されたナメコが

 
 
     
     


 風の向きなのか沢筋に雪はなく穏やかな情景がどアホウのヤル気を起こさせた。

1本の大きな倒木に鈴なりを見つけ一目散に下るとチョット開き気味だがマアマアを採取しそのまま一気に沢へ下降する。

先行する2号は1号に分からないよう姿を晦まし倒木のキノコ達をハサミで採り何食わぬ顔でまた1号の元へ戻るといった忍者戦法で見方を欺きながら

「今年は良くねーなー!!」

などと嘘ぶいてみながら同調意識があるような素振りを見せ続ける。
 (かなりの高等テクニックに我ながら感心感心)



開きナメコ


粒ナメコ


開きナメコ




 目指す場所には少々時期を過ぎた早生から来週ちょうど良い粒までかなりの量が見られたが中々ここまで入る人もいないようでこれは毎年のコース決定とばかりに1号とほくそ笑む2号であった。



1号ニッコリ

沢筋には雪もなく穏やかな情景が広がる


穏やかな1号
(まだこの時は)




昨年ほどの量は採れなかったものの往路で苦労した岩場を帰りはどうするかが喫緊の課題でもあり天候が回復した稜線を歩きながら振り返ると笑顔の1号。


溶け始めた雪をかき分け急斜面ならぬ急下降点から岩場を避けるように地の底へと木の枝を頼りに足場を一歩一歩確認しながら降りて行く。

秋の日は釣瓶落としとは良く言ったもので夕闇迫る急斜面で下ることもトラバースすることもままならない状況に気持ちは冷静だが身体は悲鳴をあげていた。

17:00の下山タイムギリギリにようやく車止めへ到着し安堵の1号と2号であったが


1号 : このコースは(来年はもう来なくて)いいな・・・
2号 : そうだな。また来年も来よう!!!


疲労の為か思考回路がかみ合わない2人であったが来年こそは20kgの再現を夢見て命からがら降りた斜面を見上げ帰路に着く。




【あとがき】
 今回初めての山越えコースと雪に見舞われ当初の思惑より難易度が各段に上がってしまったが今シーズンを締めくくる良い思い出になりました。

 さて来年は通常ルートから山越えで計画するかな?車デポ頼むよ1号!!





〜前夜祭の様子(この時は山越えなんか楽勝ムード)〜

1号提供豚しゃぶ

2号提供 ムキタケシチュー


黒コショウでピリッと


まどろむ1号
山越えなんて楽勝楽勝

アツアツのムキタケシチューを頬張り

・・・・・!!!



 


(ほんぐう かずひこ)
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