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私は30歳となった2021年に宇都宮渓遊会に入会しました。
入会理由として、渓流釣りを始めて10年余り、主に一人で釣行していました。そして大イワナが棲む源流部に行きたいと以前から考えていましたが、知識と経験不足で難しく一人での限界を感じたからです。
まもなく入会して一年になりますが、感じたことを書かせて頂きます。
新しく入会を検討している方の参考になれば幸いです。
まず,宇都宮渓遊会は発足52年の歴史ある会で、現在でも活発に活動中です。
日本には他にも渓流釣りの会は多くありますが、険しい谷を遡行し源流部で大イワナを釣ることができ、山での醍醐味と言えるキノコ・山菜採りのスペシャリストも集まっている会はごく限られると思います。
会で行く場所は目的によって様々ですがメインは豪雪と豊かな水量で知られる朝日連峰の河川です。
桃源郷ともいうべき朝日連峰の源流部に到達するには、青くよどんで満々と水をたたえる大きな淵、岩を削り轟々と流れる水、高く峡立するゴルジュや滝を泳ぎ・ヘツリ・高巻きを駆使していかなければなりません。
しかし、そうした困難を乗り越えた時ほど、内から沸き起こる喜びを噛みしめることができます。
そう聞くと高いハードルですが、会では新入会員の方が安全に源流を楽しめるように、それぞれ一泊二日の岩トレ・水トレといった実地訓練を義務付けています。
また野営の仕方や装備面も指導してくれるので、安心して入会して頂ければと思います。
最後に、私と同年代の会員も多く在籍していますが、これから会の活動を更に盛り上げていくためにも若い方の入会を楽しみにしています。
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